Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

小型機ゆえの制約

 大都市間のフライト利用がほとんどの僕だが、まれに登場ブリッジを使えない小型機に乗ることがある。慣れないこともあって困惑することが2つ。移動式ゲートの階段が込み合うことと手荷物の制限が厳しくなることである。杖をついたご老人が階段を登れなくて、何人かで担ぎ上げたこともある。今考えても、相当危険だった。その後全日空では改良型のPBB(パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ)を開発、配備するらしい。例えば車椅子だったらこれまでどうしていたのだろうと思うと、この機器の意義は大きい。

 もうひとつ手荷物については、バッグを買うときに「xx人以上の機種ではこのサイズ、それ以下の機種ではこちらのサイズ」と2つの機内持ち込み制限の表示があることは知っていた。僕は基本的に荷物は預けない。旅行でもコンパクトにまとまる、機内持ち込みのバッグを使う。それが今年、なぜ小型機で機内持ち込み制限が厳しくなるのか経験して理解した。

 以前トリノに行った時、フランクフルトで乗り換えたのがルフトハンザの子会社の小型機。登場ゲート前で待っていると係員が寄ってきて僕のバッグを指す。くれたのは荷物預け用のチケット。つまりここまで(羽田・フランクフルト間)は手荷物でOKだが、ここから(フランクフルト・トリノ間)は預けないとダメよということだ。それも登場ゲートを通り、連絡バスに乗って飛行機まで行って預けろという。小雨も降っているし面倒だとは思ったが、言われたとおりにした。

 

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 乗り込んでシートに座って初めて、その理由がわかった。頭上の物入れが小さくてあのサイズのキャスターバッグは入らないのだ。当然前の座席の下にも入らない。乗り換えで地方都市に行くのには、もうひとつのバリヤーがあると感じた。

 コツとしては最終目的地への便の多い空港を、日本からの到着地にすることだそうだ。フランクフルト経由トリノなどというのは良くない例。それに懲りたので次のジュネーブ行きはチューリッヒ経由にした。これから地方都市への旅行も増えるでしょうから、いい経験でした。