Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

マッハ1.7の旅客機

 長引く「COVID-19」禍と、ウクライナ紛争を含む国際情勢の不安定化で、日本の海外旅行熱は冷え込んだまま。この夏休みに国内旅行は「COVID-19」以前ほどに回復したものの、国際線のフライトはガラガラだという。

 

 航空料金の方も、エネルギー高騰を受けて値上がりしている。そろそろどこかに行きたいなと青い日系航空会社のサイトを見てみると・・・うーん、以前の倍には値上がりしている。まあ、無理もない。燃油サーチャージは上がっているし、欧州便は多分ロシア領を避けるためだろう、迂回フライトになってしまっている。

 

 かといって、かつて行っていたソウルや台北も、ちょっとキナ臭い。次の海外旅行としては、精々シンガポールバンクーバーかなと思っている。ちなみにハワイは物価高騰と円安、米国本土からの客で満員、日本人旅行客はお呼びでない。

 

    

 

 しばらく様子を見るとして、何か航空業界で新しい動きはないかと気にしていたら、こんな記事があった。

 

アメリカン航空、超音速機「Overture」を発注 最大60機を導入 - TRAICY(トライシー)

 

 マッハ1.7で飛ぶことができる旅客機が、いよいよ登場するらしい。もちろん1969年初飛行の<コンコルド>という超音速旅客機はあった。しかし生産されたのは20機どまり、営業飛行も2003年に終了している。非常に特殊な乗客しか乗らなかった(乗れなかった)。

 

 しかし今度の<オーバーチュア>は、航空各社が購入するようで、2029年には営業運行できるらしい。今のフライト時間を半分程度にできるらしい。営業が始まるころには僕は70歳代半ば。もう出張でワシントンDCへ飛ぶことはないだろうが、家内とローマやウイーン旅行には行きたい。欧州便は5時間ほどになり、正午に出れば午前9時には着いてしまう。空港から遠い街にも足が延ばせるというわけ。さて、それまで健康でいられますでしょうか?