Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

スマホ頼りの出入国手続き

 オーストラリアには10年以上前に家内と1週間の滞在をしたのが、唯一の旅行歴。今回、海外(出張&旅行)も3年半ぶりなら、南半球へ出かけるのも2度目。正直準備に手間取った。

 

・パスポートの期限はまだ2年ある

・現地通貨の前回の残りは20ドルほど、しかしほとんどキャッシュレス決済と聞く

・ビザは電子発効で20ドル、スマホに「オーストラリアETA」をダウンロード

 

 加えて、これは帰国時に必要なのだが「COVID-19ワクチン接種証明」もいる。航空券やホテルの予約も、いずれもスマホにダウンロードしておけるのだが、万一のことを考えて紙に印刷しておいた。

 

 羽田空港の出国審査は、ずいぶん簡便になった。パスポートのハンコも要らない。シドニー空港の入国審査は、やたら厳格そうなことを言う(*1)が、実際に荷物を開けるわけではない。入管ゲートが故障でずいぶん待たされたことを除けば、特段支障なし。ETAの確認もされなかった。

 

    

 

 次は帰国。もうだいぶ疲れていて、頭が十分回っていない時に空港のチェックインでトラブった。ブリズベン空港から国内線(ヴァージン・オーストラリア)でシドニーまで行き、青い日系航空会社に乗り換える。ブリズベン空港の窓口嬢の言葉が早口で訛っていて聞き取れない。なんとなく、日本入国用の書類のことを言っているらしいのだが、わからなくて困ってしまった。

 

 どうも入国時の税関申告などの用紙に替わって、スマホ申告(事前登録)ができるらしい。ブリズベン空港の待合室で、よたよたと登録をした。そしてやっとの帰国、羽田空港で税関のところに行くとQRコードを見せられて、事前登録内容のチェックをしますとのこと。え、フリーパスじゃなかったのと思ったが、今度は日本語でガイドしてくれたので、QRコードでサイト(デジ庁製)に飛び、覚えていたID/パスワードで一件落着。

 

 結果としては、短い入国審査でしたが、不安なことばかり。スマホ持ってないと、海外にも行けないらしいです。ま、次はちゃんとやりますけどね。あー、疲れた。

 

*1:麻薬や銃器は当然として、生態系に影響する食品・タネ等持ち込み禁止