会議、会合の間に少し時間が出来たので、初めての街シドニーを歩いてみた。泊まっているホテルは、日本領事館お勧めのもの。そっけないくらいシンプルな造りだったが、隣接して豪州ラーメンの店があり多様な日本食が食べられるのが、メリットのようだ。
シドニーは緑が多く、高層ビルも多い。各ビルには、EY、Salesforce、eBayなどグローバル企業の名前が付いていた。ここも空は狭いのだが、電車で3駅も行けば低層の建物しかなくなる。そこは牧歌的な雰囲気すらある。
中心部でも古い建物はいくつも残っているが、Uberのドライバによると「建て替え増えてます」とのこと。彼にとっては、仕事の邪魔になる建設ラッシュが困りものなのだ。坂を下って港へ、ここにも路面電車が走っている。
オペラハウスを臨む岸壁にやってきた。多くの人が日光浴や散歩をしているが、えさでももらえるのだろうか、黒い顔の鳥が人にすりよってくる。どうもトキらしいが、日本のものとは違う。
岸壁には巨大なガントリークレーンがあるが、恐らくは稼動していない。その奥は、ガラス張りのカフェ・バーになっている。多分クレーンは前景、それ越しにオペラハウスや出入りする遊覧船を眺められるはず。
地図によると、港の上は<ボタニカルガーデン>である。これだけではなく<ハイドパーク>もあるし<クロイドン>という駅もあった。まさにロンドンのコピーである。広大な<ボタニカルガーデン>では、一部を歩いただけだが、秋のバラが目立った。庭園は見事に整備されていて、清掃も完璧。多くの人がベンチに座ってランチを食べていた。
野外音楽堂では、コンサートも開かれていた。庭園に響く演奏は素晴らしい。観光客だろうか、音楽堂内のカフェでドリンクを楽しんでいた。しかし街中に戻ると、フードコートなどはごった返している。
優雅な街とせわしなげな街、それらが路地1本挟んで共存していました。