Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「DX with Cybersecurity」をお忘れなく

アクション映画でよく見るのが、窮地に陥ったヒーローが、次々に出てくる敵を倒しながら武器を奪って徐々に強くなって行くシーン。素手でナイフを奪い、ナイフを投げて倒した相手から拳銃を奪い、ライフルを持った敵を撃って弾倉ごと奪う・・・。 そんなにうま…

「肴酒・矢まと」の実力拝見

秋葉原駅前の便利さが良く分かり、翌朝早くに用事があるようなときは駅前のワシントンホテルに宿泊するようになってきた。15㎡ほどの狭い部屋だが、リーズナブル(4,000~6,000円ほど)で泊まれるのが嬉しい。ちょうど今回、早朝朝食会があるので前泊するこ…

伊豆急「リゾート21」

昨日JR東日本のキャンペーンで、「東海道線特急:踊り子」を紹介した。東京~熱海間では、JR東海の新幹線「こだま」とJR東日本「踊り子」は競合関係にあるわけだ。しかし新幹線は伊豆半島には入らないが、「踊り子」は伊豆急下田まで行ってくれる。そこに本…

東海道線特急の意味

鉄道愛の作家宮脇俊三氏のエッセイや、40年ほど前のアリバイ崩し小説など読んでいると、「ああ、こんなに特急・急行列車が走っていたんだ」とため息が出る。新幹線整備計画の進捗は悪いことではないのだが、その結果在来線の特急・急行が次々に無くなってし…

メタバースというリスク

このところ「メタバース」という言葉が良く聞かれる。昨年<Facebook>が社名を<Meta>に変更すると聞いたときは、「仮想空間に注力する」という言い訳で、各所に起こしている摩擦を軽減しようとしたのだろうと思っていた。今後は「GAFA」ならぬ「GAMA」だ…

「セキュリティ」の見える化(後編)

企業の見える化とは、その企業がどのくらいサイバーセキュリティ対策をしていて、耐久性を持っているかを、外部から判断できるということ。 ・経営者のリスク管理の姿勢 ・セキュリティ予算 ・CISOはじめ体制整備 ・広報等他部門との連携、訓練 などを総合的…

「セキュリティ」の見える化(前編)

サイバーセキュリティ業界は、とかく隔絶した世界だと言われる。専門性が高く、素人には分かりにくい業界であることも確かだ。それゆえに「孤高」で、外部との人材交流も少ない。 僕自身は、セキュリティの専門家ではない。僕のテーマは「Global & Digital」…

対フィッシング・メール訓練

「不審なメールは開くな。特に添付Fileに要注意」というのは、かなり多くの人に浸透してきた留意事項と思う。「COVID-19」対策でいうなら「手を洗いましょう。マスクをしましょう」くらいの話。同じウイルス対策なのだが、マルウェアなどのウイルス対策にも…

「矢まと」のバラエティランチ

このところ行く機会が増えた秋葉原駅前、周辺には一杯ランチのお店がある。「富士そば」の店舗は1ブロックほど西にあるのだが、ここは「アジフライ定食」が食べられる限定店舗らしい。この日は、ふとそちらに足が向きかけたのだが、結局良く行く「矢まと」…

硬貨預け払い有料化の影響

今週から<ゆうちょ銀行>のATMでの硬貨扱いが、有料化された。硬貨を払い出すシーンはあまり思いつかないのだが、事業者の人が売り上げ代金で受け取った硬貨を預け入れることは、結構あるだろうと思う。「硬貨預払料金」とされるこの体系、預ける場合は金額…

「賞金稼ぎ」の出番かも

正月休みに、BS映画をたくさん見た。印象深かったのは「ジェイソン・ボーンもの」、マーク・グリーニーの「暗殺者シリーズ」を思わせるスピーディな展開が小気味よかったし、主演のマット・デイモンがいい。その他に古い西部劇もいくつか見た。それらを見て…

海底ケーブルの重要さを認識

南太平洋の平和な国「トンガ」を、1,000年に一度ともいわれる海底火山の大噴火が襲った。地震によるもの以外にも「津波」が生じることを、僕は初めて知った。8,000km離れた日本にも1mを越える津波が到達し、養殖イカダが流されたり、漁船が転覆するなど…

「Apache Log4j」騒ぎの教訓

昨年末から、サイバーセキュリティ業界で新しい脅威として「Apache Log4j」の脆弱性が取りざたされるようになった。実際どの程度の被害があったのかもよく分からないのだが、関係者が対策に追われている状況になっていた。ベルギー国防省への侵入があったの…

サイバー諜報戦、企業の備えは?

最近、企業が社内に設けた研究所主催のサイバーセキュリティイベントに参加することが増えてきた。先日は広報系の聴衆向けのものだったのだが、今回はサイバーセキュリティ担当役員に向けた「ど真ん中」企画である。テーマは「サイバー諜報」。 あるセキュリ…

大学・大学院は研鑽の時期

今年の「大学入試共通テスト」の2日間にわたる試験が終了した。<オミクロン株>の急増で、試験現場や受験生には大きな負担がかかった。加えて初日は大雪と寒波、2日目は海底火山噴火による津波と、心配させられることも重なった。 極めつけは初日の東大キ…

メンチカツカレー対決(CoCo対C&C)

かつては毎日のように通っていた、丸の内北口から大手町方面。「COVID-19」のせいもあって、経団連会館へいくことが少なくなったのが主な理由。それでもこの日は、久し振りに経団連会館に行っての帰り、丸の内シャトルが上手く捕まえられなかったので、地下…

熱海のひもの店

街中を歩いていると、よく「ひもの」の看板を目にする。とはいえ熱海港はどちらかといえばレジャー港で、大した漁獲水揚げがあるわけではない。大型クルーザーが並んでいて、繋留費用もバカにならないという。ヨットを持っている人に聞くと、熱海に自宅はあ…

ジョブ型雇用への道、遠く

日本企業の多くは「メンバーシップ型雇用」、新卒を一括採用して事業所や部署に割り振る。従業員は事実上その事業所・部署の持ち物になり、何をさせるかどこで働かせるかは当該部門の都合で決められる。僕が新卒で入った「伝統ある企業」もそうだった。まあ…

カザフスタン争乱の「なぜ」

ロシア・ウクライナ国境の緊張は米露の対話が進んでいて、今すぐの何かは無さそうに思える。しかし紛争のタネはそれだけではない。ウクライナ同様旧ソ連邦の一員だったカザフスタンで、内戦に近い状況になっていて、ロシア軍が現地に入って治安活動を始めて…

インフレ目標2%を阻止したもの

昨日「アークランドサービス」の業績が好調で、「かつや」「からやま」などは値上げをしていないと言ったのだが、これは例外。「いきなりステーキ」も「吉野家」以外の牛丼チェーンも、駅そばなども外食は値上げラッシュ。来月には電気・ガスも値上げだとい…

ワンコイン「ソースかつ丼」

「かつや」「からやま」などを運営するHD会社「アークランドサービス」の業績が好調だという。多くの外食チェーンが不安定な経営を強いられている中で、「マクドナルド」より安定していると日経の記事に出ていた。 牛丼チェーンなどで値上げが相次ぎ、代表的…

ワーキングランチ「かこいや」

日本でも米軍基地のある沖縄・山口両県などで、<オミクロン株>の感染急増という状況になってきた。欧米中心に感染者数が激増しているのだから、いつまでも日本だけ平和というわけにはいくまい。水際対策といったところで、国内での蔓延を遅らせる効果しか…

熱海で降る雪、東京でも

先週末、久し振りに熱海市街地にも雪が降った。山に臨んで積雪を見ることはあっても、市街の道路やマンションの屋上が雪化粧をするというのは、本当に珍しい。しんしんと降る雪で、マンションの裏手の税務署ビルすら見えにくくなっている。道路を走るタクシ…

2年振りの「梅&桜まつり」

欧米では「COVID-19」新規感染者が、日々最高記録を更新するように<オミクロン株>の猛威が続いている。日本だけは抑え込みが効いていたのだが、それも各地で同株の市中感染が起き始め、新規感染者が増えてきた。特に米軍基地のある沖縄などで急増している…

データ&サイバーのリスクより怖い?

昨年もイアン・ブレマーの率いるシンクタンク<ユーラシア・グループ>が公表する、「今年の10大リスク」をご紹介した。5位に「国際的なデータ規制強化」、6位に「サイバー紛争の激化」が入っていて、僕の専門領域が大きなリスクとされていることに感動し…

APEC/ABAC2021報告会(後編)

自由貿易は、ほとんどの産業界の望むところ。僕らデジタル経済屋にとっては「世界でひとつのサイバー空間」が当たり前で、このあたり各国の主権や捜査権の独自性を必須と考える政府関係者とは、意見が相いれない場合が多い。だから自由貿易vs.経済安全保障の…

APEC/ABAC2021報告会(前編)

かつて僕が関わってた国際会議の中で、一番スケールが大きいのは「APEC:アジア・パシフィック経済協力機構」。環太平洋諸国がほとんど入っていて、日米中露が全部顔を合わせる機構など、国連以外になかなかない。数年前トロントの地に出かけて行ったのも、T…

電気通信役務利用者情報って何?

年末に奇妙な話が飛び込んできた。総務省が電気通信事業法を改正し、事業者に対して利用者情報を適切に管理するように規制強化をするというもの。背景には昨年「LINE」が利用者には情報を国内で管理すると言っていたのに、実は(よりコストが安い)外国のサ…

動くガンダム、福岡にも

一昨年は「鬼滅の刃」というアニメ映画が人気を博し、昨年は「機動戦士ガンダム・閃光のハサウェイ」がヒットしたという。このガンダムシリーズは、サイドストーリーを含めて続々制作されていて、今年はオリジナルガンダムTVシリーズの中の1編「ククルス・…

寅年の懸念は、やはり中国

北京オリンピックの年が明けた。英米の「外交的ボイコット」ではなく、日本政府が選んだ道は「政府関係者を派遣しない」だった。右から見れば「ボイコット」だけれど左から見れば「派遣せず」なので、どちらにも言い訳ができる。 ロシア・ウクライナの国境の…