家内がルーフバルコニーでバラや野菜類を作っているのだが、この夏の猛暑は一段と厳しいと言っている。例えばシシトウは、何個かにひとつ「当たり」がある。とても辛くなる個体があるのだ。生育上の環境が厳しいと、辛くなるものが増える。今年は先月の猛暑と水不足で、赤いトウガラシ状のものが2~3個できてしまった。それらについては、菜園を荒らしにやってくるヒヨドリも見向きもしなかった。
そんな赤いシシトウにも似ているのが、今のイスラエル。中東地域では圧倒的な戦力を持っているにもかかわらず「ムスリムの海で溺れそう」との危機感から、暴れまわっている。ガザやヨルダン川西岸地域だけでなく、
・イエメンの反政府勢力フーシ派を空爆
とやりたい放題に見える。このままエスカレートすれば、中東発WWⅢの可能性すらある。
ウクライナの秘密作戦には「No」を突き付けた米国(*1)も、ネタニヤフ政権の暴れようにクギを刺した気配がない。さほどの戦闘力はないハマスはともかく、ヒズボラは立派な軍隊だし、大統領就任式に来てくれたハマスの最高指導者を鼻先で殺されたイランも黙っているはずはない。ガザの停戦・・・どころの話ではなくなってきた。
ネタニヤフ政権も追い詰められている。米国支援が途絶えることはないとしても、国内が持たないかもしれない。兵力不足なのに、人口の13%を占める「働かないし、軍隊にもいかない人」を抱えている(*2)のだ。占領政策を巡り、極右の人たちの声(*3)も大きい。
仮にネタニヤフ退陣となっても、次にはもっと強硬な内閣が出来上がるかもしれません。予断を許さない状況になってきました。
*1:どんな秘密作戦?米国はなぜ止めた? - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)
*2:勤勉国家イスラエルの別の顔 - 梶浦敏範【公式】ブログ (hatenablog.jp)
*3:ネタニヤフ政権を支える2人の極右閣僚がいる