昨日に引き続き「平和の祭典:オリンピック」開催中も続く、ウクライナ戦争のお話し。陸上兵力の差が大きく機動防御に徹しているウクライナ軍だが、海空では戦術的優位を得ているようだ。ロシアが市街地を狙う心理作戦としてミサイルを撃ちこんでくるのに対し、航空基地や水上艦艇(&補給基地)をミサイル攻撃して、着実な戦果を挙げている(*1)と報じられる。
ウクライナ側としては、徐々にロシア領の奥深くまで攻撃を加え、場合によっては現地の親ウクライナ勢力(反プーチン勢力?)とも呼応して、ロシア側の心胆を寒からせる作戦もしたいところだ。ところが、内容は秘匿されているがウクライナ軍が計画した秘密作戦がロシア側に漏れ、ロシアから米国に警告し、米国がウクライナを説得して中止させたとの報道があった。
ウクライナが秘密作戦を計画か ロシアが米長官に警告 米報道 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
SNS上の意見では「英米はウクライナの作戦に介入して、戦争を引き延ばそうとしている」との意見があった。昨日、英国のシンクタンクの提案は「兵器や資金は用意するから、ウクライナ人の血でロシアの勢力を削いでくれ」との思いだと紹介したが、この件はそれとは異質なものだと思う。
具体的なことが全く報じられないし、当面内容が明かされることはないので、大胆に推測してみた。ウクライナの作戦とは、
・一度試みたように、ロシア軍の対戦略兵器レーダーを無力化する
・原子力発電所や核戦力を配備しているところに攻撃をかける
・プーチンそのものの命を狙う
ようなもの、たぶん最初のものだったのではないか?その攻撃が功を奏したら、ロシア中心部は戦略核ミサイルに対して丸裸になってしまう。こんなことを許せば、戦略核で先制攻撃をするぞとロシアが米国に警告し、第三次世界大戦の引き金になると憂慮した米国がウクライナを説得した・・・というなら話はつながる。
トランプ候補は「カマラになれば第三次世界大戦!」と吠えているが、常にこういうリスクはあると思います。ただ自分が不利になったら「核を使うぞ」と脅して巻き返すのが普通になったら、核保有国の横暴は止められませんよね。どうしましょうか?