先週ご紹介した「市民食堂：味よし屋」、美味しくてリーズナブルな価格ですっかり気に入ってしまった。この街のレストランでは、観光客向けのランチは最低でも1,000円、3,000円ほどのものさえある。そんな中では高級中華「壱番」のランチ（1,210円）は、まだ良心的な方だろう。駅前の熱海第一ビル地下の食堂街や、何軒かの店は地元の人達が普段使っているお店。
「市民食堂」も定食・丼共に、600～1,000円とリーズナブルなので、地元の人達がほとんどだ。この「味よし屋」のお惣菜は、熱海に引っ越してきたころから食材店で買ってよく食べていた。和食・洋食・中華・丼の４種類があり、各々４つのメニューがある。最初に和食の「天ぷら定食」を食べた。今週は２度ランチに出かけ、中華と洋食を試してみた。
この日は中華メニューから「エビチリ定食」を頼んだ。12時ちょっと前だというのに、広い食堂に先客は３人だけ。僕の後から作業着の人が２人入ってきて、洋食の定食を頼んだ。結局、僕が食べ終わるまでに客は僕を入れて６人だけ。ちょっと寂しい。
やってきた「エビチリ定食」、ご飯は小ぶり、海老は13尾いるがかなり小さい。春巻きは具がたっぷり詰まっていて熱々、イメージとしては「春巻き定食」のような感じもする。あとは漬物と薄いワカメの味噌汁。凄かったのはやはり春巻き、エビチリの皿は平凡で、これなら「天煌飯店」の方が一枚も二枚も上だろう。和食に関心した僕も、中華には？を付けた。
違う日、今度は12時ちょっと過ぎに入ってみた。先客は５名いたが、僕の後から入ってきたのは一人だけ、結局総勢７名。50～60名は入る広さなので、これで経営が成り立つのかちょっと心配。注文したのは洋食メニューの中の「ロースカツ定食」。
ご飯はやはり小ぶり、ゴボウの小皿と漬物、ワカメの味噌汁をお供に、ロースカツが鎮座しているお皿。キャベツもたっぷり、トマトとポテトサラダが付いてきた。そういえば「味よし屋」のポテトサラダ、懐かしいね。厚切りのロースカツ、どっしりとした外観、柔らかい歯ごたえでかなりの高評価。これなら「かつや」「松のや」よりは上、ひょっとすると東京の「まるや」級の美味しさではなかろうか。
中華は？でしたが、洋食は◎。またほかのメニューも試しに来ますよ。ごちそうさま。
