2年前に経団連のミッションでロンドンを訪問したことを以前紹介している。実はその準備段階から、在日英国大使館のある人物がいろいろ協力をしてくれていた。ロンドン滞在中も同行してくれて、非公式な日本人中心のディナー(*1)にも参加してくれたほどだ。
その彼が、5年におよぶ日本での職務を終えて帰国することになった。それを聞いて、誰からともなく「歓送会をしようぜ」との話がまとまった。ミッションの団長を務められた産業界の重鎮も、今は別の役割を担っている業界団体の人も参加してくれることになった。幹事役の人が選んでくれたのが、このミッションの1年後フォローアップ(*2)をしたお店、六本木の「過門香:歩高里」である。

あいにくの雨となったが、定刻前に10名全員が集まった。重鎮の方からは、極上の白ワインと、スコッチウイスキーの12年物の差し入れもある。送る側9名は、日本語・英語・ごちゃまぜの3通りの言語で、彼の卒業を祝った。

というのも、彼は5年間にかなり日本語を学び、話すのは難しいけれど聞く方はかなりできるから。僕は、3割日本語、7割英語で話したかな。シャンパン・ビールで前菜をつまんでいるうちに、皆の近況の話になった。
2年前よりはサイバーセキュリティのリスクが高まっているし被害も増えているので、ローテーションのある業界団体の人以外はより高い権限をもって職務にあたっているようだ。当然帰国して(内容は言えないようだが)新しいミッションに就く彼もそう。

あれこれ話しているうちに、デザート前の最後のお皿が来てしまった。彼は英語で日本全体に感謝の意を述べ、帰国しても一緒にやりましょうと力強く語った。日英はユーラシア大陸の両端、困った国家であるロシアや中国を両側から扼する位置にある。大陸国家が台頭するとき、両側の海洋国家の連携は必然である。
とても美味しいスコッチで酔いが回った僕は「米国が頼りにならない今、日英の関係はとっても重要」と申し上げました。また英国かどこかで逢えたらいいですね。