昨年１月は、一週間ロンドンの政府関係機関やシンクタンクを巡る充実したイベントがあった。サイバーセキュリティ分野での日英・官民連携強化に向かって歩みだした、意義ある一週間だった。４月になって、経団連事務局からお誘いがあって「打ち上げ」をしたこともこのブログで紹介（*1）している。
その後、日英・官民間で何度かフォローの会議もあり、実際に連携も強化されている。するとある参加者から「１周年にあたってフォローアップ会議しませんか」とのお誘い。その人物の性格からして、これは飲み会だと直感した。全参加者11名の日程が調整でき、予約してもらったのが六本木の「過門香」。高級中華チェーンだが、店ごとに工夫が凝らしてあって、この店は「歩高里：ブルゴーニュ」と名乗っている。
確かに中華料理の強い味付けには、赤ワインが合う。しかし繊細なブルゴーニュよりは力強いボルドーの方がいいのでは･･･。そんなことを考えながら入店すると、定刻前に10名が揃った。誘ってくれた人が「乾杯しましょう」というので、まず練習の１杯。
呑み放題メニューなのだが、団長を務められた某社元社長からは赤ワインの差し入れもあった。この度ソムリエ協会の肩書も付いたので、そのお祝いとのこと。ブルゴーニュよりは、このトスカーナの方が好きなので、僕は大歓迎。乾杯用のロゼスパークリングに続いて、赤から始める変則スタイルにした。どっしりとしたフルボディ、いわく言い難い香り、隣に座った某航空会社の人に「お宅のファーストクラスワインとどっちが美味い？」と意地悪な質問をしてしまった。もちろんファーストクラスの経験はない。
少しは真面目な話もして、昨年末RUSIの会合での顛末（サイバーセキュリティ協力だけでなく、安全なデータフローの確保に向けた研究を求めた*2）にも触れましたよ。とても美味しいディナーでした。ご馳走様。
