Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

大須のとんちゃんや「ふじはなれ」

 三の丸の会合を終えて関係者に挨拶を済ませた僕は、小雨の中を大須観音駅に向かった。この日のディナーは大学時代の友人2人と、軽く呑もうということになっている。彼らとは、およそ3年ぶりの再会。選んでもらったのは、究極の名古屋メシ<味噌とんちゃん>で美味いと評判の店「ふじはなれ」。

 

    

 

 大学時代は、お金はないが沢山呑んで食べたいもの。そんな欲求を満たしてくれるホルモン焼き肉の店が付近にあって、結構入り浸った。そんな思い出のホルモン焼き肉を食べようと、世話好きの友人が言ってくれた。「おー、元気そうだな!」と言い合って、まずビールで乾杯。早速、とんちゃん(300円/皿)とレバー(500円/皿)を焼き始める。

 

    

 

 大須観音周辺は、小規模な呑み屋が入り組んだところ。横浜なら野毛、東京なら御徒町あたりに相当するだろうか。そんな街でも、店舗の入れ替わりが急だという。この店も新しくて、設備もピカピカ。ただ、この店の「肝」は、秘伝のみそだれにある。

 

 大須で長年焼き肉屋をやっていたおじさんが廃業を決めて、知り合いの若人に秘伝を教えたとのこと。その人たちが古い喫茶店を改装して「ふじはなれ」として開業している。廃業した店舗も週末限定で開店するというから、廃業の原因は人手不足だろう。

 

    

 

 とんちゃんは、豚の小腸。脂分が多く、焼きが少ないと噛み切れない。それをかみしめると甘味が出ると、ツウは生焼けを好む。その甘味を引き出してくれるのが秘伝のみそだれ。八丁味噌は混じっているが、それほど辛くはない。

 

 どんどん若い人たちが入ってきて、直に満員になってしまった店内で、40余年も会っていないひとの消息など聞きながら、じっくり焼いたとんちゃんと、やや生焼け気味のレバーを味わった。

 

 今回はあっさり帰りますが、今度は宿泊付きで来ますよ。美味しい店を紹介してくれた友人たちに感謝です。