「COVID-19」が小康状態、「全国旅行支援」も始まって、熱海の街は賑わいを取り戻してきた。僕が以前手伝ったこともある企業研修<熱海で町おこしを考える合宿>も再開されたらしく、街中で担当の人とばったりあってお互いびっくりした。
それでも賑わいは昼間だけ、夜の街は閑散としているとタクシー運転手さんが言う。確かに帰りが遅くなった日、熱海駅から熱海銀座に抜ける道すがらで灯りがついていたのはコンビニとあと2~3軒だけ。なるほど、だから「5時からクーポン」が必要なのだ。
昼夜の落差だけではなく、メインストリートと路地の落差も大きい。以前紹介した金目鯛ラーメンの店はさほど繁盛してはいないが、ラーメン1杯1,080円と観光客も意識した価格設定。まあ、お味の方はまずまずだから、僕も時々は食べてみる。
一方、あまり観光客の行かないエリアでは、ボリュームや価格に細心の注意を払っている。以前2度ほど紹介した鶏唐揚げ&焼鳥のお店「鶏一熱海本店」が、5周年を迎えたとの記事が<熱海経済新聞>に載った。
熱海の唐揚げ・焼き鳥店「鶏一」が5周年 温泉水で仕込む独自製法で - 熱海経済新聞 (keizai.biz)
これまで鶏唐揚げや鰺フライなど揚げ物ばかり食べたので、この記事にある「鶏胸肉を使ったハンバーグ定食」を試してみようと、テレワークが一段落した後のランチに出かけて行った。入り口近くのテーブルで、中年男性が若い女性2人と向き合って何やら講義している。3人共、ハイボールらしきものを置いているが、もっぱら飲みしゃべっているのはオヤジだけ。
その3人から離れたカウンターに座り、タッチパネルでその定食(858円)を注文した。10分くらい待たされたので、メニューを改めて見てみると、パスタなども登場し一新されていた。ヘルシーが売りのハンバーグ定食、お味はまずまずでした。決して1,000円を越えないように、努力の跡がうかがえますね。