Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

久し振りの「味よし屋市民食堂」

 8月後半から9月にかけては、静岡県にも「緊急事態宣言」が出ていて、あまり街中に出ることもなかった。もちろん1回/週程度の東京行きはあるのだが、平日に熱海の街中でランチと言う機会はぐんと減った。

 

 感染が怖いというより、昼は軽く済ませておこうという思いが強くなっていたのと、馴染みのお店そのものが閉めてしまっていたから。9月には人間ドックもあって、その前は緊張感もあるので自然に小食に。結果としてこの期間に1kgほど体重が落ちた。

 

 とはいえ「天高く馬肥える秋」である。ちょっとは外食もしようかと、この日は午前中のビデオ会議を済ませた後、熱海銀座の方に降りて行った。平日だが、そこそこ観光客の姿がある。熱海銀座に最近できた「お魚食堂」の前には、若い観光客の列ができていた。綺麗に飾ってあるのだが、お値段はかなり高い。地元のおじさん(最近は家内にお爺さん扱いされている)はその脇を抜けて、路地に入った。

 

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 活きのいい海鮮を使った「食堂」とはいえ、そのお店は観光客狙いでちょっとコスパが良くない。「決してお金がないわけではない」とつぶやきながら、足を向けたのは本当の「市民食堂」。何度か紹介しているお店だが、緊急事態宣言下では完全に閉めていた。

 

 宣言明けとはいえ、かつては朝昼晩の年中無休営業だった食堂だが、今もランチタイムのみの営業。仕出し部門は早朝から営業しているのだが、食堂はあまり流行らないようだ。しかし、ここの料理は美味しい。久しぶりに、食べさせてもらおうと12時少し前にのれんをくぐった。

 

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 まだお客さんはゼロ、注文したのは「鰺フライ定食」800円なり。少し待っている間に立て続けに来客があった。6人でやってきた高齢者の団体が、「全員刺身定食よ!」と叫んでいる。テイクアウトの客もあり、これなら営業続けてくれそうだと一安心。

 

 漬物・小鉢(今日はゴボウの煮つけ)・ご飯・味噌汁に囲まれて、メインのお皿にはキャベツ・ポテトサラダ・トマトを付け合わせに半身の鰺フライが4枚。これがとっても肉厚で歯ごたえもいい。以前「熱海鶏一」でも大きな鰺フライを食べたが、大きさはそれに近く、味の方はワンランク上。ウスターソースは控えめにして、ゆっくり味わった。ポテトサラダも、お惣菜を買っていたころからの懐かしい味。

 

 2ヵ月ほどご無沙汰でしたが、戻ってきてくれました。また来ますよ。今度はやっぱり「刺身定食」ですかね。