Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「500円の壁」の時代

 今月も値上げラッシュ、最近家内とは別に食糧調達に行く機会が増えた。チーズやワインといった特別なモノだけでなく、やきそばやベーコン、各種野菜も買うようになった。こんなもの作りたいなと思って買うものだから、家内に「高い」と叱られてしまう。「安いなと思うものを買って、それを見て作るものを決めるの!」ということ。そんなわけで、個々の値札に留意するようになっていたから、このところの「値上げ」は実感できる。

 

 「値上げ」が良く分かるのが、日常の外食の世界。ランチの基本メニューは400円の壁があるということは、何度か紹介した。かつて牛丼チェーンの「並」が280円だったころは、300円の壁だったかもしれない。それが今や500円の壁になりつつある。「富士そば」が、今年2度目の値上げをし「かき揚げ蕎麦」が490円になってしまった。

 

    

 

 それを聞いて、この1ヵ月ほどの間に食べたランチを思い返してみた。

 

日高屋

 看板の「中華そば」は390円を維持しているが、大盛り無料券は廃止になった。暑くなってきたので、この日食べたのは「黒酢しょうゆ冷やし麺」550円。

 

        

 

◆いろり庵きらく

 「かき揚げ蕎麦」はまだ440円、この日は季節限定商品の「五目冷やし蕎麦」540円を食べた。カニカマのトッピングが嬉しい。

 

    

 

吉野家

 一番情けなかったのがこれ。今年から株主優待券が、年間6,000円だったものが4,000円分に減った。さらに300円券面だったのが500円券になり、「牛丼並:426円」では使えない。味噌汁を付けてちょうど500円となった。優待券で年間20食できたものが、年間8食にされてしまった感じ・・・。

 

    

 

◇てんや

 頑張ってるなと感じさせてくれる。海老・イカ・キス・インゲン・カボチャの天ぷらが乗った「天丼並」は、いつでもどこでも500円。お味の方も満足が行くもの。

 

    

 

◆とん一

 水曜日限定ではあるが「カツ丼」が500円で食べられる。普段は637円なので、とてもお得。小田原駅ビルラスカの2階にあるお店に、時々通うようになった。小田原行きは水曜日、というパターンが定着しそうだ。

 

    

 

 原材料も人件費も上がっているのに、価格転嫁できないという企業が日本には目立ちます。その中でも外食産業が値上げに踏み切っているのは、これまでギリギリでやって来ていたからかもしれません。