Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「吉野家」身を切る改革

 「COVID-19」感染拡大のせいで、宿泊・飲食業界の景況感は「土砂降り」だった。このところの感染収束状況を見ると、本当に宿泊・飲食(特にお酒)を目の敵にして「人流8割削減」などといってきた感染症専門家の施策が必要だったのどうか、疑問は残る。大いに検証してもらいたいものだ。

 

 外食産業でも、居酒屋・プチ居酒屋(日高屋みたいなの)はよりダメージが大きかった。銀座のバーなどはさっさと休業、お酒出せないでは話にならない。それに比べると食事中心、朝昼晩といつでも定食・丼など出せる業態は、それほどの打撃ではなかったのかもしれない。

 

 嬉しいニュースとして、僕も株主である「吉野家HD」の半年決算が黒字転換したとの記事があった。

 

吉野家、店舗閉鎖やコスト削減の効果大…最終益を上方修正 : 経済 : ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

 「吉野家」もいろいろな看板があって、黒バックのものやオレンジ一色のもの、緑線のはいったものなどを記憶している。新しくチェーンに加えた「蕎麦を出す店」などが看板を変えていたのだが、そのような店をたくさん閉めたらしい。藤沢のBook-offへ行く途中の「蕎麦を出す吉野家」は、1年以上前に「油そば」の店に変わっていた。牛丼など牛メニュー中心に回帰して、この不況を乗り切ったということだろう。

 

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 加えて「株主優待」もカットされる。これまで100株持っていると、年間6,000円分の優待券が貰えたのだが、今年からは4,000円分になるという。まあ株主も「身を切れ」ということらしい。その結果、黒字転換が報道されても株価は下落している。小口株主が、どれほど優待券に期待していたかがよく分かる。

 

 最近は僕も行動範囲が狭くなり、八重洲地下街の店・茅ヶ崎駅前の店・小田原駅南の店くらいしか行かなくなりました。写真は小田原のお店で食べたシンプルな「牛丼並」。まだ財布には2枚の優待券(300円額面)が残っている。今度来るのは200円額面になるのだろうか?それだと「牛丼並」には半端だなとか、余計なことを考えている。

 

 それより心配は「値上げ」ですね。英国でBSE発生の噂もあり、諸般のものが値上がりしている現状です。あ、そうか「牛丼並」が387円から400円超になるかも。それなら200円優待券2枚でぴったりですね。