かつては280円だったのに、498円まで値上がりしてしまった「吉野家」の牛丼(並)。株主優待が切り下げ(*1)になったこともあり、利用者にはダブルパンチである。でも東京エリアを歩き回っていて、ここでランチをというタイミングで便利なのと、他のチェーンより慣れた味なので利用することも多い。
昨年ソフトバンクの営業店で勧められ、PayPayカードを作った。それまで時々しか使っていなかったスマホのQRコード決済を、頻繁に利用するようになったのはそれからである。すると、知らないうちに各種のクーポンが付いてきた。その中に「吉野家」のものも。
「塵も積もれば・・・」を実感できるほど、ポイントが溜まってくる。私生活(特に金融系)ではあまりデジタルを信用していない僕だが、Book-offで1冊(220円)買って4ポイント付いてくるのは、Book-offアプリが2ポイントだけなのに比べると、お得感がある。加えて、クーポンが自動的に使われて上乗せされる分が無視できない。
そうなると急に気が大きくなるのが、小心者の情けないところ。「吉野家」で高いメニューを食べようという気になった。そこで小田原に用事で出かけたついでに、駅前の店舗に入り、こんなものを注文した。うな重に牛皿を付け、味噌汁とあさり汁に替えてもらって、1,700円也。「大戸屋」ランチのような価格になった。
子供の頃、親父が専門店で焼いてもらったうなぎを買ってきてくれて、美味しくいただいた。それに比べるとうなぎ自身はべっとりした感じが残る。ただタレの味は遜色ない。牛皿と漬物は定番、あさり汁は十分美味しかった。
恐らく「吉野家」で最高価格のメニューだったと思います。もちろんQRコード決済して、300ポイント余りが還ってきました。庶民のささやかなぜいたくでしたね。ご馳走様。