昨日ちょっと大規模な霞ヶ関のビデオ会議があって、事務局が資料説明をした後、10人余りの委員が次々に５分あまり発言した。何かの本にあったように「霞ヶ関の会議は官僚がシナリオを書き、有識者なるものを集めて追認させる」ような雰囲気はなく、礼儀は守りながら、ああすべきだ、こうしなくては、ここが問題だ･･･との意見が飛び交った。中には事務局が返答に困るような意見もあり、やはりデジタル関連の会合は官僚のシナリオ通りにはいかないし、それが無理なことは官僚自身が知っているなと感じた。
密度の濃い２時間の会合だったが、本筋ではないところで気になることがあった。委員が発言時に自分の映像をONにするのが普通だが、かなりの数の委員がヘッドセットをしていたこと。僕自身は昨年春にかった新顔のVAIOノートの性能に満足していて、カメラやマイク、ヘッドセットなどは追加していない。でも声の小さな発言者もいて、ちょっと聞き取りにくいことは何度か経験した。
そこで今日、それを仕入れようとやってきたのは藤沢駅前のビックカメラ。駅の北口にはバスターミナルがあるが、その２階部分が広いスペースになっている。10年ほど前だが、社民党の福島党首が演説していたのに遭遇した。理解できない政党なので、そそくさと立ち去ったけれど。
今日は南アメリカの民族服を着た２人の演奏家が、南米特有の楽器を奏でている。配られていたチラシを見ると「アンデス音楽グループ：LOS AWKIS」とある。右の楽師が吹いているのがサンポーニャというパンパイプ。形容しがたい、独特の音色だ。アンデスの音楽と言えば「コンドルは飛んでいく」くらいしか、僕は知らない。
少し聞いていて、ポケットからコインを一つカゴに入れた。そしてビックカメラB1のPC売り場へ。1,000～4,000円ほどで10種類くらいのヘッドセットが並んでいた。最初に見て気に入ったものを手にしてキャッシュレジへ。製品キャッチフレーズは「オンラインゲーム・ビデオ会議・音声チャット向け」とある。
家に帰って梱包を解き、一応の接続テストはした。これで明日からの会議では、少しはスマートに参加できるだろうか。え、似合わないって？そんなこと言わないでくださいよ、気に入っているのだから。
