Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

中台デカップリングへ?

 尖閣諸島周辺もい慌ただしいが、台湾海峡も忙しい。米国第七艦隊所属の駆逐艦ジョン・マケイン」が先月4日に海峡を通過したのに続き、24日には駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が通過している。「自由で開かれたインド・太平洋:FOIP」を掲げての航行である。中国側もこれには、厳重抗議・偵察機の飛行などで応じているが、今般ビジネス面での圧力をかけてきたらしい。

 

台湾パイナップル、中国が輸入停止 ⇒ 日本の消費者に期待する声「ぜひ台湾産を」 | ハフポスト (huffingtonpost.jp)

 

 今月初頭から、台湾からのパイナップルの輸入を禁止するとの通告である。フルーツ大国台湾では、確かにパイナップルを味わった。そのほとんど(輸出用の97%)が、中国本土に輸出されていた。禁輸の理由は「害虫の検出」というのだが、信じる人はいないだろう。ひょっとすると「中台デカップリング」の前触れかもしれないと、僕は危惧する。経済的な結びつきが濃いうちは、戦争に踏み切れないのは当たり前。徐々に薄くしていって・・・ということかもしれない。

 

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 もっとも、米中の方がよぼど強い結びつきをしているようにも思うが、バイデン政権は100日の間に、種々のサプライチェーンを見直すように大統領令を出している。米国で作る製品や提供するサービスに、中国由来のモノやヒト(あるいはカネ?)がどうからんでいるか炙り出せという事らしい。

 

 そうはいってもグローバリズムを進めてきたこと、米国は日本の比ではない。炙り出したとしても、そう簡単に対処はできないはずである。そんなことを考えながら、いつものように熱海駅からの帰り道を歩いていた。当面気になるのは台湾からのパイナップルが安く入ってくるということ。そのまま食べてもいいが、料理に入れても美味しい素材だ。そういえば、昨年末「五味八珍」と「天煌飯店」で酢豚を食べたっけ。

 

ボリュームランチ(酢豚対決) - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

 

 今見直してみると、どちらにもパイナップルははいっていないようだ。ひょっとすると、次に食べる時はパイナップルを入れてくれるかもしれない。

 

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 結局ふらふらと「天煌飯店」に入ってランチとしました。注文したのは「鶏肉と野菜の四川風」、ピーマン・タケノコ・椎茸・玉ねぎなどがさいの目に切ってあり、いい歯ごたえでした。ごちそうさまです。