普段あまり使うことのない「霞ヶ関ビル」、以前にその最上階にある東海大学校校友会館「けやき」で米国関係者とランチをしたことは紹介したが、それ以外は政府関係機関に行く際に眺めているだけだ。
https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/10/15/140000
ところが今回2度打ち合わせで利用することになった。とはいえ、ここにオフィスのある企業を訪れたのではない。30階に「ワークスタイリング」という貸会議室のような設備があって、会議をそこでするとの連絡を貰ったのだ。
普通霞が関ビルには、虎ノ門方面からやってきて2階に上がり2階ロビーから目的のフロアに向かう。ただこの日は前の予定が溜池山王だったから、地下鉄などにのらず歩いてやってきた。特許庁から東京倶楽部ビルを廻りこんで行くと、霞ヶ関ビルのグランドフロアが目の前にある。
初めてこのフロアに入ったのだが、多くのレストランにフードコートがあるし、ソファなどシーティングエリアも広い。ちょうど昼時だったので、その広大なエリアが人で埋まっているのに驚いた。
どの店にも長蛇の列、多くの店ではテイクアウトの食事も売っていて、店によってはテイクアウトの窓口にも人が並んでいる。テイクアウトしたものは、フロアのソファなどに座ってお食事中・・・というわけ。フードコートのイスも含め座れそうなところはすべて埋まっていた。
入り口近くの「ミスターハングリー」というスパゲッティのお店、多くのメニューが500~550円と安価なせいだろう、列が何重にも折り重なっている。「霞ヶ関ビルでワンコインランチ・・・」という野望は吹き飛んだ。
そもそも霞ヶ関エリアは昼食難民の名所、虎ノ門駅周辺の「吉野家」も「はなまるうどん」もランチタイムには行列ができる。笹川平和財団ビルの前には、「海南鶏飯」のワゴン販売も出ていた。
翻って霞が関ビルを考えると、高層化して一杯オフィスを詰め込んだのはいいのだけれど、決まったランチタイムに大量の難民が発生してしまう宿命を持っているようです。霞ヶ関エリア全体に言えることですが、「働き方改革」の一環でランチタイムをフリーにするくらいの工夫は必要でしょうね。