Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

東海大学校友会館「けやき」

 7月に在米日本大使館に赴任するという総務省の官僚の歓送会をしたのだが、夏が人事異動の季節と言うのは各国共通なようだ。先月には米国や英国の在日本大使館からも、異動しましたという連絡がいくつか来た。そのうちの一人からランチでもと誘われ、指定されたお店は霞ヶ関ビルの最上階。

 

 日本で最初の高層ビルである霞ヶ関ビルは、アクロバティックな建築の第一人者(社)である竹中工務店の施工であり、その工夫や苦労はNHKスペシャル番組でも紹介されている。その最上階は「東海大学校友会館」という施設になっていて、その付属レストラン「けやき」が今日のお店。

 

 フレンチと鉄板焼きが看板メニュー。ビル2階のロビーから高層階行きのエレベーターに乗りこむと、お相手の人たちも乗ってきた。知り合いである日本人の大使館員に紹介してもらったアメリカ人は、比較的小柄で怪しげな日本語を話すヒスパニック系の陽気な男である。

 

 実は今月、「日米インターネットエコノミー政策協議」という会合が、東京で行われる。もう8年ほど継続している日米・官民の4者会合で、最近頻度が減っているものの毎年どちらかの国で開催されている。僕は最初からこの会合には出ていて、彼が僕をランチに誘ったのはその会合の前に少し予習をしておこうということだろう。

 

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 新橋駅方面が良く見える小さめの丸テーブルに案内されて、まずランチメニューを見る。僕はメインをローストビーフにした「本日のランチ」を、大使館の2人は「パスタランチ」を注文した。前菜のサラダが3人分でてきて、ちょっとフレンチドレッシングが強いかなと思ったのだがすぐに平らげた。

 

 ところが、「パスタランチ」の2人には生ハムなど小皿、小振りのトマトソースパスタが出てくるのだが、僕にはなにも運んでくれない。なるほど、「パスタランチ」が少し高かったのはこういうことかと後悔したのだが、アメリカ人並みに食べていては体重計に乗るのが恐ろしくなる。2人のパスタ皿が下げられて、ようやく3人にメインのお皿がやってきた。「パスタランチ」のメインも魚と肉が選べて、僕のメインよりは小振りだが、肉(ローストポーク)はアメリカ人が、魚(真鯛ポワレ)は日本人が食べていた。

 

 ズッキーニ、ナス、パプリカのグリルを添え、厚切りのタマネギにのっけたローストビーフはなかなかのお味。満足して食べ終わった。まだ海外出張の余波が頭の片隅に残っていて、なんとか英語の話をこなせたのが良かったです。ごちそうさまでした。