今日は朝早くから、ニューオータニまでやってきた。一流中の一流のこのホテル、いろいろなイベントが開催されるが今日はここで「時の人」デジタル政策担当大臣平井卓也氏の朝食セミナーが開催される。平井先生にはいろいろな場面でご一緒させていただいていて、デジタル政策では政界でも一二を争う通だと思っている。
赤坂見附の駅から歩いて行ったのだが、南側のタワー棟ではなく本館の方だと聞いて500mは余計に歩く羽目になった。直前に開催される部屋が変わったらしい。本館の大広間「鶴の間」に案内された。びっくりしたのはその広さ、ソーシャルディスタンスをとった上でも、500席はあるだろう。
実はこのセミナー、8月前半に開催が決まっていて今回の総裁選から内閣改造が予想されていないうちに企画は出来上がっていた。つまり「平井議員朝食セミナー」が、「平井大臣朝食セミナー」に格上げされてしまったわけ。大臣就任、かつデジタル庁担当ということになって、追加応募が殺到したと思われる。
僕自身は少し早めに行って、ニューオータニの朝食とやらをゆっくり味わおうと思っていた。しかし、開場を待っている間にデジタル業界の仲間に何人もあってしまい話をすることに追われて、ゆっくりも出来なくなった。
なんとか席を確保し、朝食弁当を開いた。刺身・揚げ物・焼き物・煮物・ご飯に汁物、申し分のない朝食なのだが、今日の目的はこれではない。なんとか美味しそうなものをつまんでいるうちに、開会になってしまった。まず行政改革担当の河野大臣が挨拶に立ち、
・ハンコ撲滅に邁進中、1,400ある行政手続き中ハンコを維持するのは80余りだ。
・次は規定に「専任者・常駐者を置く」と決めているプロセス(100ほど)を見直す。
・自分は砕氷船、平井大臣を相談して決めた分野を順番に規制改革する。厚い氷を破れば、平井さんの巨大輸送船が通れるようになる。
・しかし、なんとも菅総理はせっかちで困る。
と仰る。そのあと小泉環境大臣も挨拶、CO2ゼロはデジタル活用なくしては無理と平井大臣にエールを送った。そしていよいよ平井大臣の登壇、ただ本来は残り40分ほどを講演と対談で過ごす予定が、閣議があるので20分も話せないという。要は閣議のある金曜日にこの会を設定したのも、入閣など考えていなかったためだと自嘲された。
<続く>