Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

六本木の牛

 Tボーンステーキという食べ物に最初に出会ったのは、ドイツに仕事で短い滞在をしていたころだったと思う。スイス国境、ボーデン湖沿いの街コンスタンツ旧市街に「魔女のキッチン」という店があり、店の中央部が少し低くなっていて「魔女の大釜」を表しているのだと、ドイツ人が教えてくれた。

 
 その店の売りが、T型の骨ごとその両側に付いたヒレ肉とサーロイン肉を焼き上げるTボーンステーキだった。若かったので、400gくらいは食べられたのだろう、決して安くは無かった(多分ステーキだけで40マルクくらい、円換算で約3,000円)が、時々食べに行っていた。
 
 その後夫婦で出かけたフィレンツェ、Tボーンステーキ発祥の地と言われる街で、500gのものを2人でシェアして食べた。凄いボリュームだったが、これで最小サイズ。それ以来、そこまでのボリュームを目にする機会は無かったが、今回六本木のウォルフガング・ステーキハウスに誘っていただくことになった。

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 前菜は抑えめにと思っていたのだが、魚介盛り合わせ、サラダにベーコンまで出てきてしまった。このベーコンがすさまじい。厚さも歯ごたえもジューシーさも十分で、ほとんどメインディッシュといってもいいくらいだった。で、その後に出てきたのがこれ。4人前が大皿に盛ってあるが、ある程度の固まり(100gくらいか)に切り分けてある。ひとかたまりでも、十分ディナーになりそうな量だ。
 
 ベーコンで満足していてはいけなかったと後悔したが、あとの祭り。赤ワインでヒレとサーロイン1切れずつ食べるのが精いっぱいだった。とても残念・・・でも美味しかったです。