ある国際イベントのお手伝いをして、なかなか勉強になったので満足していたら、２～３週間して「御礼の品」が届いた。国際会議の主催元にふさわしくワインだったので、当家は大喜び。思わぬ感謝祭のプレゼントになった。
いただいたのは、イタリア・ウンブリア州のワイナリー「Lungalotti」の赤ワイン。同封されていた送り状によると、1950年創業で現在は創業者の娘さんキアラ・ルンガロッティCEOが経営しているワイナリー。地域最高峰のワイナリーとして「世界にウンブリアワインを知らしめたブランド」らしい。
ウンブリア州はイタリア半島の中央部に位置していて、ローマの北・フィレンツェの南、ちょうど両市の中間にある。「緑のハート」と呼ばれる実り豊かな内陸の州で、州都はペルージャ。
どっしりとしたやや涙的型にも見えるボトルで、ラベルには「MONTEFALCO ROSSO DOC 2016」とある。この週末用に「ハナマサ」でステーキ用の肉は買ってあるので、今宵はいただいたワインを賞味したいと思う。
用意したのは「ミスジ」と「サーロイン」、できるだけ厚切りのものを選んで買ってきた。「Rare」で焼こうと肉に塩コショウしてクリステルを温め始めた。いつものように周辺をかるく焼いてから、片面１分、反対側を弱火にして１分焼く。あとは野菜の上に引き揚げてクリステルの中で蒸らす。
これで一人当たり150gほど、ワインをグラスに注いで焼き上がりを写真に撮った。いかにも赤ワインらしい深い色合いで、注いでいるうちからふくよかな香りがたってくる。皿に取り分けて切ってみると、しっかりとした「Rare」だった。どちらの肉もずっしりとした深い味わいがある。
それを受け止めて旨味を増してくれるのがいい赤ワイン、イタリアのこのワインはしっかりとその役割を果たしてくれた。何よりも香りが素晴らしい。グラスの上に鼻を近づけるだけで至福の時間になる。
今年正月に行ったローマを思い出させてくれる素晴らしいワインでした。もう一度ローマに行く機会があれば「EATALY」で探すことが出来るでしょうか？それがいつになるか、「COVID-19」の状況を見ながら待つことにしますよ。
