Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

新舞子にて(後編)

 14時ころにはほとんどのメンバーが揃ったのだが、新しい人が来るたびに乾杯をしているので最後のメンバーが15時過ぎに到着した時には、最初からいる僕は相当よっぱらってきた。大体全員がなんらかの手土産を持ってくる。甘党は「納谷橋まんじゅう」を持ってきた。

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 彼は三重県名張で教員をしているという、それで「伊賀牛の味噌漬け」を持ってきた。濃いめ(というか濃すぎる)味付けで、日本酒にはよく合う。結局ダラダラ呑みになることは見えていたので、僕の手土産はドイツの薄めの白ワインを2本持っていくことにしていた。モーゼルなどの白ワインは、他のものに比べてアルコール濃度が低い。9~12%なので、ほぼスタウトなど濃いめのビールと違わない。酔っぱらってくると、アルコール濃度よりは呑む物理的な量が重要になるので、より薄いお酒が必要だと思ったわけだ。

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 11名還暦越えた爺さんたち(今回は女性の参加なし)が集まると、最初にはじまるのが病気自慢。「初期のガンが見つかったが20日ほどの入院で全快した。酒もタバコも止められていない」と自慢するヤカラから、体重が増え続けると悩むヤツ、そういう話を聞きながらグラスをもったまま寝てしまうヤツなど、様々なありさまを見せ始める。半分くらいのメンバーが完全リタイアメントしていて、それでも困っている気配はない。有形無形で田舎の方が豊かなのだろうと思う。
 
 小規模企業に再就職したとか、業界団体の事務局長を拝命したとか、大学での教職の難しさとか、入学してから40年あまりたってそれぞれの人生も様々に分かれてきたことを理解した。そうこうしているうちに、初夏の長い陽もようやく伊勢湾に沈み始めた。
 
 近郊に住む半分くらいのメンバーが帰りはじめ、残った連中がまさにダラダラ飲みを続けて気が付いたら12時近く。意識を失うに近い状態で、雑魚寝しました。来年もまた逢えたらいいね。お休みなさい。