Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

値下げされた親子丼

 欧米ほどではないが、日本でも物価は高騰している。特に印象的なのは卵の値上がり。飼料の高騰のせいだけでなく、鳥インフルエンザの蔓延があって鶏そのものが少なくなっている。要するに品不足だ。そんな中親子丼が看板メニューである「なか卯」が、親子丼を値下げするというニュースがあった。

 

 「え、値上げの間違いでは」

 

 と思ったのだが、490円を450円にしたのは事実。

 

    

 

 このところ丸の内北口でランチを食べることがほとんどなくなり、「なか卯」の利用は平塚駅西口のBook-offでの買い物ついでのランチに限定されていた。ボリュームの少ないメニューが良くて「山ワサビのざるそば」が好みになっている。480円なり。

 

    

 

 それよりも親子丼が安くなるというのは、衝撃的。さっそく同じ平塚駅西口店で、親子丼を注文してみた。

 

    

 

 実はこのチェーンだけではなく、親子丼というメニューを食べることはめったにない。手軽な丼物としては、牛丼は時々、頻度が高いのはカツ丼というのが僕の嗜好。それでもやってきた親子丼は、美味しくいただけた。ミツバの食感が良かったし、大きすぎない鶏肉の塊がいい歯ごたえだった。

 

 さて、店を出て「どうして値下げしたのだろう?」と考えてみた。原価的に言えば、値上げできるはずがない。であれば、何かのプロモーション。例えば「日高屋」は中華そばの価格をずっと390円に据え置いている。しかしそれだけを注文している人は少なく、お酒も良く売れている。

 

 「なか卯」の親子丼も、食券自販機は盛んにセットメニューを勧めてきた。400円もしくは500円以下の看板メニューで耳目を集め、それだけではお腹が満たされない人たちからの売り上げ増を狙う・・・損して得取れ戦術と思われる。

 

 「With COVID-19」になり、外食産業はここからが正念場。固定客獲得のため、皆さん工夫されていますね。