昨日、頂点捕食者となって増えすぎてしまった人類に、自然は何らかの鉄槌を下すのではと申し上げた。自然界の摂理で人類全体としても少子化が進んでいることがその一つだが、もっと直接的な何かが降ってくるかもしれないとも思う。世界中で紛争が常態化していて、しかも侵略をしている国自身が核兵器を持っているのである。戦略核弾頭の数は、
・ロシア 約1,700発
・米国 約1,700発
・イスラエル 約100発(推定)
となっている。さらにこれらの国は生物・化学兵器を保有している可能性もある。大量破壊兵器を使うハードルが下がっている現状では、とんでもない事態を招きかねない。ところが、今年になって、もう一つのリスクが顕在化してきた。それはパンデミック。しかも、50%の致死率があるという2種類のウイルス性疾病がやってきたのだ。

一つはハンタウィルス。クルーズ船<MVホンディウス号>で死者が出て、隔離以前に死体や乗客の一部が下船しまったことから、各地で感染もしくは感染の疑いのある人が出た。発症していない感染者とフライトで一緒だったことで、感染したらしい患者も出ている(*1)。このウイルスは致死性は高いが、ヒトヒト感染はあまりないとされていただけにショックが大きい。
もう一つはエボラウイルス。コンゴ地域の風土病で、2008年頃にもパンデミックを起こしかけてWHOが緊急事態を宣言している疾病である。ある程度馴染みのある疾病なので対処法も分かってはいるのだが、WHOの資金不足などがあって、感染拡大を止めらず再度の緊急事態宣言となった(*2)。
まだ感染者が少ないとか、地域的に封じ込められるとかの言説もあるが、今の国際社会が、国際機関のガバナンスが効いていない、各国政府が「自国ファースト」になっている、各地の紛争で困窮し難民になった人が増えている、ヒト・モノ・カネ・情報の流通に支障が出ているのが問題。国際社会が弱体化している状態で、パンデミックを防げるか・・・とても心配ですよ。