先週末、中国海軍の「遼寧」を基幹とする機動部隊(4隻)が沖縄本島南方海上で演習を行った。固定翼機、回転翼機延べ100機余りが発着艦をしたので、領空侵犯監視目的で航空自衛隊のF-15がスクランブル発進した。この機体に対し艦載機であるJ-15が、レーダー照射を繰り返した事案が発生している。事実上の戦闘行為で、一つ間違えば戦争が始まってしまうところだった。日本政府は冷静に対処し、事態をエスカレートさせない範囲で厳しく中国政府に抗議した。
中国海軍は「ブルーウォーター海軍」を目指して太平洋での演習を始めているが、今回もその一環。まだ未熟な「遼寧」機動部隊の演習を、外洋で行ったわけだ。航空自衛隊も「領空侵犯監視」だけでなく、当該機動部隊の実力を偵察する目的もあったはず。

これを嫌い、未熟さを気取られないためか、レーダー照射という敵対行為をしてでもF-15を追い払いたかったのだろう。ここまでは(困った話ではあるが)ありそうなこと。問題は、沖縄の玉城知事の言動にある。
中国軍機レーダー照射で沖縄・玉城知事「政府は平和的外交で中国と関係改善を」 - 産経ニュース
あろうことか、中国政府に抗議するならともかく、外務省・防衛省をよびつけ「緊張を高め大変遺憾」と申し入れたとある。まるで自衛隊が緊張を高めたかのようなトーンだ。かねてから玉城知事は、中国に独自外交をするなど不思議な動きをしている(*1)。まるで、琉球独立を目指しているようなスタンスだ。知事は政治勢力「オール沖縄」が地盤のはずなのだが、この団体の創立者故翁長知事は決して独立や、中国の一部となることを望んでいたはずはない。
本土は沖縄に負担ばかり押し付けているとの気持ちは分からなくもありませんが、市民は「オール沖縄」という看板のもとで、このように危険な知事を頂いていていいのか、是非再考願いたいと思います。