Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

亡くなったクラスメートに献杯

 大学時代、コンピュータサイエンス学科のクラスメートは44名いた。2/3ほどはメルアドが分かっていて連絡ができる。40歳代半ばでひとり、50歳代半ばでひとり、そして昨年、60歳代半ばでひとりが鬼籍に入った。

 

 最後のひとりは、クラスの中心人物だった。リーダーシップもあり、運動能力も高く、もちろん成績もトップクラスだった。毎年のように新舞子のリゾートマンションで同期会を開催してくれた人が、「COVID-19」禍で2年程お休みだったこの会を、○○君への追悼・献杯の会にしようと言ってくれた。

 

    

 

 夏の予定だったが一旦延期され、今月開催の運びとなった。集まるのは、故人も含めて14名。「○○君の13人」だねと、言いながら僕も出かけることにした。熱海から新舞子までは、普通新幹線で名古屋まで行き、名古屋鉄道に乗り換える、しかしこだま号に乗るなら、豊橋名古屋鉄道に乗り換えても、時間差はほとんどない。

 

    

 

 ランチパーティなので、朝ご飯を食べないで出かけ、豊橋駅で駅蕎麦ならぬ「駅きしめん」を食べた。かき揚げ天ぷらを入れて510円なり。麺は美味しかったが、つゆはちょっと辛すぎ。関東風が強すぎるのではなかろうか?

 

    

 

 名古屋市街に近い(熱田)神宮前駅で、名鉄常滑線に乗り換える。豊橋から新舞子まで、約1時間の懐かしい鉄道の旅だ。海の見渡せる部屋で、オーナーが14人分の席を設けて、待っていてくれた。僕が一番乗りだったが、三々五々クラスメートが集まってきて、その度に「献杯!」。

 

    

 

 僕は手土産代わりに、親父が描いた掛け軸を持って行った。オーナーの趣味の成果である能面の一つを外してもらって、掛け軸を掛けた。宴会向きの「猩々の踊り」だ。手前には、昔の写真を張り合わせた額、ほぼ50年前の写真もあった。

 

 「これ誰だっけ?」「お前、こんなに痩せてたっけ?」などと言い合っているうちに、陽が陰ってきました。いいパーティでしたよ。