Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

懐かしい街「金山駅前」(前編)

 出身校での会合に出ることになって、前日に名古屋入りをした。先日はその会合の下打ち合わせで名古屋に来て、古い友人と「かに道楽」でお酒付きのランチをした。その友人に今回の予定を話すと、「じゃあ何人か都合のつく人を集めましょう」と言ってくれた。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/11/26/060000

 

 僕が通っていたころには無かった地下鉄の路線が大学を通っていて、乗り換えなしで市街の南の玄関口金山駅に来ることができる。そんなわけでホテルは「名鉄INN金山駅前」にした。かつては名古屋鉄道金山橋駅とJR中央線金山駅が個別にあっただけの街だが、それでも飲食店は沢山あった繁華街。それがJR東海道線が金山に停車するようになり、名鉄・地下鉄とも乗り換えやすくした総合駅に生まれ変わって、ずいぶん変貌している。

 

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 「幸福駅から愛国駅へ」という目出度い切符がブームになった昔、ここでも「金山駅から鶴舞駅へ」の切符が売れたという。確かに金の山に鶴が舞うというのは目出度い風景だ。駅の北口を出てホテルは徒歩5分、AEONの大きな店舗の向こう側だ。周りを見渡すのだが、どうにも記憶の風景と違う。「かに本家」の店くらいしか覚えていない。かなりの再開発が進められたようだ。

 

 「名鉄INN」に泊まるのは初めて、1階に「てんや」が入っていてホテルの朝食はここで摂ることになる。まあ合理的な発想だ。狭いが清潔な部屋に荷物を置いて、ロビーに戻ると、古い友人たちが待っていてくれた。陽も落ちて、名古屋の街は熱海はもちろん東京より寒い。「久しぶりだな~」などと昔に帰った気分で話しながら2ブロック歩いて、案内されたのは「空ノウエ」というお店。

 

 1階に「空」という店を出したところ好評で、2階にはその上を行くちょっと高級店をという考えで設計し命名したという。さまざまなサイズ・形の半個室がいくつもある凝った造りだ。

 

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 ひとりは遅れてくるというので4人でスタート、基本的に和食のお店なのでビールは少しにしておいて日本酒を貰う。前菜替わりのお造りは、シャコやしめさばも入った8種盛り、これで2人前。山葵は、自分ですり下ろしながら使う。すったばかりの山葵は辛くないのだ。

 

<続く>