Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

北朝鮮の先制攻撃を受けたら

 連日のICBM発射を含む「示威行動」である。米韓合同演習に怒ったのか、それとも恐れたのか、北朝鮮がミサイルや砲弾を「大量消費」している。米国の中間選挙前に核実験をするのでは、との憶測も流れている。ウクライナ情勢や台湾海峡での緊張の高まりがあって、米国が動けないと見てのことかもしれない。しかしこのままエスカレーションを続ければ、偶発的な衝突から第二次朝鮮戦争が勃発する可能性もある。

 

韓国と北朝鮮の「全面戦争」の危機迫る、金正恩の狙いを元駐韓大使が解説 | 元駐韓大使・武藤正敏の「韓国ウォッチ」 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

 

    

 

 武藤先生の論説は、やや過激すぎることもあるが、今回は僕も全面的に賛成する。また偶発的でないとすれば、北朝鮮がどのように戦端を開くのか、考えておく必要が出てきた。サイバーセキュリティの業界では、政府機関や病院・電力などの基幹インフラへの攻撃が増え、対応を迫られている。合言葉は「最悪の事態に備えよ」。僕も北朝鮮の開戦にあたり先制攻撃を受けることを考え、個人として最悪のケースを想定してみた。

 

 北朝鮮が怖れているのは米軍、これを最大の攻撃手段である核ミサイルで攻撃するとすれば、嘉手納や横須賀が候補になるだろう。僕の住んでいる熱海市から、横須賀基地は60km、横田基地は75km離れている。

 

 北朝鮮の核爆弾は、最大50キロトン級(広島型の3倍弱)らしい。これは爆心地から半径10km以内を消失させ、半径35km以内に被害を与えるという。横須賀に落ちても、熱海への直接の影響はない。では僕が東京にいたら?これも直接の影響はないが、新幹線や東海道線は止まるだろう。熱海の自宅に帰りつくには、何日かかかるはず。その間知り合いのところに身を寄せようか、家内との連絡はどうしようか、熱海の自宅が停電した場合の対処は・・・。

 

 とりあえず、家庭内でのシミュレーションはしました。そんな事態にならないことを祈りながら。