Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

さくじニシンとカレイの唐揚げ

 美味しい魚を食べようと出かけた函館では、9割がた満足して帰ってきた。では1割は何が心残りだったかというと、MaxValue若松町店のお魚売り場のこと。一時期「自由市場」と同等かとも思われた刺身が、ちょっと味が落ちた。一方、煮魚用などの切り身が山積みで半額になっていた。前者は特にニシンの刺身がいまいちだった。後者はカレイのピラミッドが出来ていた。もし手元に圧力なべがあれば美味しく仕上げられたのに・・・と家内は悔しがった。

 

    

 

 最大手のスーパーの魚売り場で起きた異変(!)の原因としては、

 

イカが獲れなくても函館はいい! - Cyber NINJA、只今参上

 

 で述べたように、獲れる魚が変ってきたことにあるように思う。まあ、その時美味しい魚を食べればいいやと考えて、ニシンとカレイのことはそれきり忘れていた。ところが・・・。

 

さくじニシンと酔鯨

 翌朝早くの会合を控え、この日は平河町に宿を取った。南洲酒場「てげてげ」で夕食をと思ったら、予約で満員。2ブロック先の蕎麦居酒屋「高田屋*1」で一人酒とした。そこでメニューをみると、さくじ(索餌)ニシンの文字が。やはり函館で呑んだ公知の日本酒「酔鯨」と一緒に注文した。

 

 さくじニシンとは、脂の乗った時期のニシンを刺身や水煮にするもの。とても柔らかく、とろりと口の中で溶けた。ショウガ醤油で半分、ワサビを乗っけて半分食べた。どちらもいける。あっという間に酔鯨1合がカラに。

 

カレイの唐揚げ

 もう少し何か食べたいと、今度はカレイの唐揚げを注文。お酒も1合追加した。丸々1匹が皿に乗ってきた。25cmほどある大物だ。レモンを軽く絞り、まず頭からしっぽまでガリガリかじって食べた。顎のあたりや背骨は硬かったが、かみ砕けないほどではない。いい酒のツマミになってくれ、最後に身の部分を有難くいただいた。

 

 函館でちょっとだけ心残りだったことが、大江戸でカバーできたような気がします。特にさくじニシンというものは初体験、まるでトロニシンだと思ったので、今度は家内と食べに来ましょう。

 

*1:函館のコンドミニアム近くに立っていた銅像の人、高田屋嘉兵衛とは無関係だと思うけど・・・