寒波が来ているということだが、博多は薄日もさして温かい。荷物を開いて部屋を少し改造してから、飲み物・食べ物を調達。ディナーの予約は18時で、少し前にコンドミニアムを出るとまだ明るい。東京とは実質１時間くらいの時差があるね。
地下鉄渡辺通駅周辺と春吉地区には多くの飲食店があって、鰻や焼肉の店もあるが一番多いのは海鮮居酒屋。その中で、表通りから１本路地に入ったところにある＜ふじや＞というお店を予約した。日本酒・焼酎飲み放題のメニューがあるようだが、好きなお酒を選びたいのでそれはパス。
奥に小上りがあるが、８席ほどあるカウンターに案内された。ほかに客はいない。生ビールを頼んで、お通しの茄子の煮びたしをつまみにそれを飲む間にメニューを考える。注文したのは、
・刺身の盛り合わせ７種（タイ・ヒラメ・アジ・タコ・サバ・マグロのヅケ・クジラ）
・金山寺味噌とキュウリ
・白子のポン酢
の３品。
お酒の方は、家内がグラス白ワイン。ソーヴェニヨン・ブランとのことで、家内は美味しいと言って最後までこれを飲んでいた。僕はまずは日本酒、博多は日本酒どころだからね。その名も＜博多じまん＞という銘柄を頼んだ。少し甘めと茶髪の大将が言うが、それほど甘いとは思わない。醤油が「たまり醤油」で甘く感じるからかもしれない。
キュウリは箸休めにちょうどいいし、白子がほんのり温かいのがうれしい。ここで僕は定番の芋焼酎＜山ねこ＞に切り替えて数杯飲んだ。このあと揚げたてのさつま揚げや手羽先の唐揚げなどを楽しみ、十分満足した。日曜日だったせいか、客は僕らが帰るときにもう一組が入ってきただけ。多分、サラリーマンが仕事帰りに寄ることが多いのだろう。空いていてゆっくり楽しめたのが良かった。
さて、まず福岡のお魚を堪能したので、明日から寒波の中観光に励みますよ。そろそろ春節も終わり、外国人観光客も減るでしょうからね。
