この日は、ちょっとした用事で沼津にやってきた。熱海駅で伊東線ではない下り電車に乗ることは滅多にない。東京方面から熱海終着の列車が着く、反対側のホームからJR東海の列車が出る。下りの東海道線終着列車は15両なのに、三島方面の始発列車は３両だけ。あまり端の方の車両からだと、乗り換えに遅れてしまうこともありそうだ。
熱海からは、函南・三島を経て、沼津は３つ目の駅。20分ばかりで到着する。遅めのランチを食べてから、14時の待ち合わせ場所に行くことにして、駅の南口から沼津港に向けて、仲見世アーケード街を歩いて行った。もう少しでアーケードが無くなるところまできて、わき道にこんな店を見つけた。
中華料理店ファーウェイ、華味（Fawei）である。僕らの業界でよく話題になる、中国企業「華為（Huawei）」とは発音は同じで、１文字違い。行き会ったのも何かの縁、今日のランチは決まりだ。
清潔感のある天井の高い店内には、50席ほどのイスがある。ほぼ満席で、少し待って２人テーブルに案内された。メインはディナーのようで、１人5,000円以上のコース料理のメニューが置いてある。ランチの方は、1,000～1,500円ほど。その中から、上海焼きそばと半炒飯のセット（990円）を注文した。嬉しかったのはお茶のサービス、高級店らしくポットで持ってきてくれた。
メインの焼きそばは、黒々としたソース味。かなりオイスターが効いている。小松菜とキャベツ、モヤシくらいしか野菜は入っていないし、肉はナシ。ボリュームたっぷりだが、ヘルシーである。スープはとろみの強い卵スープ、シメジと豆腐が少し入っている。炒飯は叉焼の角切りと刻み葱入り。どれもさすがのお味だが、決して上海風じゃないね。焼きそばソースは、塩だれを期待していた。
お店としては夜が勝負なのでしょうが、ここまでくるディナーに来る機会はありますかね？まあ、覚えておきましょう。名前が名前なのですからね。
