Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ボリュームランチ「あたみ田中家」

 今週も1日、熱海の街にランチを食べに出た。なるべく多くのお店を試そうと考えて、20年近くこの街で暮らしながら行けていなかったお店を巡っている。春休みの一時期、熱海への観光客が増えてきて、特に駅周辺のお店や熱海銀座のお店の混雑がひどかった。これまでランチの客が入っているのを見たことのない店にまで、行列ができているありさまである。

 

 もともと熱海銀座の店にはあまり興味がないのだが、駅前第一ビル地下の地元の人がランチに行く店が満席になっているのは痛い。まあ、僕などより地元の人はずっと困っていると思うのだが。

 

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 今日は市役所に用事もあったので、駅とは反対側に歩いていき、熱海銀座の入り口は通過した。このあたりまだ観光客が行列するということは「うまい鮨勘」を除いてはないので、どこかでランチをと考えた。そこで初めての店としてピンク色の豚の顔の看板の「家系とんこつ あたみ田中家」を選んだ。今月紹介した「新広楼」の隣のお店である。「梅ラーメン」など家系のラーメンメニューが看板のはずだが、表の写真付きメニューは炒飯ばかり。普通盛りが730円、大盛り(W)が980円である。

 

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 店に入ると、カウンターばかり20席ほどの店だと分かった。きちんとアクリル板で仕切ってある。先客は1人だけ、ラーメンをすすっている。買った食券は「W塩炒飯」、お腹が空いているのでシングルではちょっと物足りないかなと思ったのだ。カウンター脇の豚のマスコットが可愛い。厨房ではひげ面の親父さんが一人で奮闘中、お水などはセルフサービス。

 

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 先客が出ていき、入れ違いに若い男が入ってきた。常連らしく食券自販の前に立っただけで親父さんが「いつものやつね」と声をかけて調理に入った。しばらく待ってスープと炒飯が運ばれてきた。驚いたのはその量、あれ?本当にWだったのね。「紅ショウガ、足りなければ言ってね」と言われたが、十分すぎる盛りである。

 

 量に驚いた僕だが、食べ始めるとお味はなかなかいける。ちょっとスープが熱すぎるのが猫舌の僕には難点だが、味そのものはいい。具そのものは普通の炒飯、どんどん食べすすんだが、2/3くらい食べたところでさすがに重く感じ始めた。ただ2人前で1,000円以下と言うのはリーズナブル。

 

 いや翌日の体重が心配ですが、納得のいくランチでした。次回は「家系ラーメン」も食べさせてもらうことにしましょう。