４月になって、熱海の街は充分温かい。新年度とはいえ、テレワーク主体は変らない。今週も東京まで出かけたのは一度だけ、あとは熱海で過ごしている。今日はお天気もいいし、銀行と市役所に用事があったのでランチを兼ねて出かけることにした。「COVID-19」関連で閉めていたホテルやレストランも開いていて、熱海の街に人出は戻ってきている。
昨年度は65歳に到達したこともあって、個人年金、国民年金、確定拠出年金、厚生年金等の手続きが多く、加えて初めて確定申告までしたものだから、何度も銀行や市役所、郵便局などに足を運んだ。これらの手続きは普通に東京オフィスへ出勤しながらだったら、出来なかったかもしれない。テレワークに感謝である。
市役所の用事も手慣れたもの、すぐに終わったように感じて、さてランチとするか。せっかく市役所まで来たのだから、どこか近くで食べよう。思い出したのは、すぐ前にある数軒のレストラン、ラーメン屋も中華料理屋もあったが、まだ一度も入っていない。「藤花茶寮 新広楼」という店に入ることにした。確か５年ほど前に出来た中華料理店である。見た目スマートな感じで、高級感がある。内装が白い清潔感のあるトーンでまとめられている。
13時を少し回っていたが、全部のテーブルに食器が残っていた。６人掛け２卓、２人掛け５卓と広くはない。２人掛け２卓を空けてもらって座ったら、和服姿の妙齢の女性が入ってきて、もう１卓に座った。常連らしい。
常連さんはともかく、僕はメニューを見ないと注文できない。ほとんどの客はランチセットを食べているので、僕もそれにした。「あんかけ焼きそばのセット」1,210円なり。和服の女性のところには、香港ラーメンセットが運ばれてきた。空いたと思った６人掛けテーブルには３人連れの男性客、早速ビールを頼んでいる。
５～６分待って運ばれてきたのがこれ。炒飯はほんの一口、これなら食べ過ぎないよね。搾菜は細切り、杏仁豆腐はプリン状だった。あんかけ焼きそばには辛子がタップリ、多すぎるくらいだ。あんはほんのり甘く、白菜・きくらげ・ニンジン・マッシュルームなどの具によく絡む。ソバには適当に焦げ目がついていて、やや硬めの仕上がり。
最後にウズラ卵とエビを食べました。なかなか上品なお味でしたね。昨年紹介した「壱番」と比べてどうかと言うと、ほぼ互角ではないでしょうか。お味も、お値段も。
