Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

汚染水 vs. 処理水

 福島第一原発敷地内に溜まった処理水の海洋放出がはじまって2週間ほど、少し事態は沈静化してきているようだが、中国からの日本糾弾はひどかった。日本産水産物の全面禁輸やその他食品に対する措置も強化し「中国国民の健康を守る」と宣言した。これをきっかけに、市民レベルでの抗議活動も激化した。電話で、SNSで、情報の津波のようなものだ。

 

 争点となっているのは、放出された水が「トリチウム以外の放射性物質は取り除いた処理水」なのか、「デブリに直接触れた汚染水」なのかという点。中国の禁輸措置を「想定していなかった」と発言して人を唖然とさせた野村農水大臣が、今度は「汚染水」と口を滑らせ陳謝させられる羽目に。

 

        

 

 野党立憲民主党も、政党としては「処理水」と言いながら、一部左派系議員は「汚染水」と連呼するなど、ガバナンスが効いていない。確信犯ならともかく、共産党との連携(選挙協力)によってなんとか議席を守ろうとするセコい発想なら、これは国益に叶わない行為で、厳重に(党内で)処罰されるべきだ。

 

 こちらの方は、まるで(日本じゃなく)中国共産党幹部のようなビヘイビアの、確信犯中の確信犯だけど。

 

中国からの嫌がらせ電話「責任は日本政府」共産・小池氏の発言に批判殺到「中国の思うツボ」「福島すら政治利用か」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

 

 こういう人がいるからだが、対抗する勢力も元気になっている。

 

    

 

 岸田内閣糾弾は上記小池先生と同じだが「だから自衛隊核武装」はちょっとやりすぎだろう。

 

 中国市民の誤解を解くには時間がかかるでしょうから、まずは日本市民は過激な反応をしないで静観することです。その間に政府には「科学的根拠に基づかない、不当な禁輸措置」としてWTOに提訴するなど検討してもらえればと思います。