Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

インボイス登録、僕は見送り

 現在、年間1,000万円未満の課税所得であれば、個人事業者は消費税を免除されている。これが今年10月から、インボイス制度導入にあたり変更になる。選択肢は2つ、今のまま免税事業者でいるか、税務署に登録をして「適格請求書発行事業者」として消費税を納税するようにするかである。

 

会社員の副業に「インボイス制度」は必要? 個人事業主との違いは? 疑問を専門家に聞いてみた | Business Insider Japan

 

 この記事のように個人事業者の人達が困っていて、一部野党は弱い者いじめだと政府に撤回を求めていた。それは知っていたのだが、ある日時々お話をさせていただいているイベント事業者さんから封書が届いて驚いた。「適格・・・」の申請をして番号を貰ったら知らせてくれとある。

 

    

 

 インボイス制度の内容をよく知らなかったと気づき、改めて勉強した。イベント事業者さんから見れば僕は納入業者。僕が僕自身の仕入れの際に払った消費税の証明書(インボイス)を付けてくれれば、事業者さんはイベント視聴者から得た料金に乗せた消費税から、僕の分を引いて納税すればいい。そうでないと、事業者自身がカブることになる。

 

 ただ僕自身の「仕入れ」って一体何だろう?PCで作ったスライドをイベント会場に送り、それに沿って話すだけの仕事である。

 

・PCやWiFi とっくに減価償却済み

・プロバイダ料や電気料金 そりゃあるけど・・・

 

 仮に「適格・・・」事業者登録をしても、金額は微々たるものと分かった。「消費税分謝礼から引きますよ」と言われても構わないとハラをくくって、登録申請は見送り。

 

    

 

 この日は大手町で、あるイベントに出る。途中で<オアゾ>の「大戸屋」でランチとした。「さばの炭火焼定食」950円なり。食べながら制度の内容が分かりにくいことをかみしめました。自分に降りかかったから調べましたが、そうでなければ知らんふりだったでしょうね。あー、税制ってめんどくさい。