Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

懐かしい店「酔心」

 先日古い友人が訪ねてきて、急に一杯やろうかという話になった。昔はしょっちゅうあったことだが、最近は滅多にないこと。さてお店をどうしようかと迷った。この友人は海外経験も豊富で、確か最後に一緒に呑んだのはワシントンDCだった。こういう人に限って、意外と「和食に日本酒」を好むものだ。

  
 問題は付近で相応の日本酒を飲ませてくれる店が、空いているかということ。さっそく出かけることにして目指すは八重洲地下街の「季彩膳・酔心」である。ここはその名の通り、広島県三原市のお酒「酔心」を置いている店。何年か前に、誘われてウニを食べ美味いと思った記憶がある。
 
 ただ僕の場合、この屋号には別の想いもある。実は「酔心」という店やチェーンはいくつもあるのだ。安芸路・酔心、中華・酔心、居酒屋・酔心などなどネット検索すると無限に出てくる。
 
 このどれがそうなのかは分からないのだが、30余年前小田急沿線に務めていたころ、居酒屋チェーン「酔心」というのが駅前にあって時々職場仲間と通っていた。某課長が夕刻に「よし今日はスイシン会議だ」というと、この店に繰り出すということ。サラリーマンのやることは、どこでも似たようなものである。この酔心会議も、仕事の潤滑剤の役割を果たしていた。

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 今日はそういう「勢い」ではなく、古い友人とゆっくり呑もうというわけ。早く行ったおかげで席がとれ、おすすめのおつまみをとって楽しく話しながら、これもおすすめの特別純米酒を呑んだ。さつま揚げをスタートに、お刺身、あさりの酒蒸し、などなど思いついたものを頼んで、最後にはんぺんで締め。
 
 八重洲のこのお店は、昔の居酒屋チェーンとは全くレベルの違う雰囲気やお味。それでも業界仲間の友人とICT業界の悩みも話しながら呑むには、「酔心会議」の名前はぴったりしていた。いや、なつかしく飲めました。ごちそうさまでした。