Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

帝国ホテルの早朝会議

 この10年程、デジタル関係の話題が国際会議で取り上げられることが増えてきた。一時期「COVID-19」騒ぎでリモート会議ばかりだったが、少しづつ外国からのスピーカーがやってくるようにもなった。それなりのスピーカーを呼ぶと、できるだけ引っ張り回したいのは主催者のエゴとばかりは言えない。何度も極東の国に来てもらうわけにはいかないのだから、来日中にできるだけ予定を詰め込む。従って、スピーカーの方は早朝からディナーまでスケジュールされてしまう。

 

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 どうせ朝食は摂るのからと、早朝から宿泊ホテルの宴会場でラウンドテーブルを企画してくれたのが今朝の事。メインゲストは、エストニアの元大臣とシンガポールの高級官僚。彼と彼女を囲むように、スポンサー企業の幹部、霞ヶ関の担当官、業界団体、有識者、メディアなどが並ぶ。欠員ができたせいか、僕も混ぜてもらえた。
 
 朝早いのは大変なのだが、帝国ホテルでの朝食と聞いていく気になった。スポンサー企業の社長さんは韓国人、流暢な日本語を話しゲストたちを迎えて着席させた。日本人の参加者たちには、通訳しますから日本語でどうぞと優しい言葉をかける。
 
 トマトジュースとフルーツの前菜を前にしたところで、シンガポールの人が機関銃のように話し出した。これは通訳はしてくれないので懸命に紙の資料を追いかける。ジュースを飲んだ程度でフルーツに手が付かないまま、今度はエストニアの人が話し始めた。こちらには資料もない。なんとか言っていることの破片をつなぎ合わせて意味を推測する。

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 で、それを受けて日本人たちが話し始めた。最初はスポンサー企業(外資系)の人、さすがに流暢な英語。次は霞ヶ関の人、こちらも綺麗な英語で簡潔に話す。あれ、誰も日本語話してないぞ?どうしようと思っているうちに出番が廻って来てしまった。問いかけられた問題について言いたいことはちゃんとあるのだが、通じるかどうかわからない。とっさにメモした項目を片眼で追いながら、大汗をかいて話をした。話し終わった時は結構疲労していて、目の前のお皿をしばらく眺めていた。ちょっと落ち着いてからスクランブルエッグやベーコンを食べたのだが、あまり味はしなかった。絶対美味しいはずなのだけれど・・・。
 
 来ませんかと言われて、ひょいひょい出て行ったのは間違いだったかもしれません。今度はちゃんと準備して伺います。そうしたら、味が分かるでしょうか?