Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

新世界菜館と上海蟹(後編)

 そこから火がついて、各国の諜報戦・日本の各種の懸念・英米の情報管理体制などに話が広がった。「経済か国家か」ではなく「経済も国家も」を目指すにはという話になった。その間、馴染みの店ゆえ・・・と出していただいたのがメニューにない紹興酒

 

 ワイングラスに注がれているのがそれで、甕仕込みの上澄み中の上澄みだけを集めたものだという。紹興酒はツンとくる感じがあるのだが、これには全くその感じはない。水のような、それでいてコクのある上品な味と香りだ。デカンターで貰った通常(といっても上物)の紹興酒は、別グラスに注いで相互に味わった。

 

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 どちらも美味しいのだが、あっさり目の料理には前者が、やや強い味付けのものには後者が合うようだ。それもこの店のベテランという方に教えてもらったこと。写真の料理(白子の麻婆仕立て)には、手前の紹興酒の方が合うと思った。

 

 安全保障議論は、票にならないので熱心な政治家も少ない。産業界もそうだけれど、法曹界も同じ傾向らしい。弁護士の人は今度この関係の本を出すので、ぜひ読んでくれとのことだった。少しでも多くの人に理解を深めてもらいたいとの意図で、僕も賛同して「勉強させてもらいます」と答えた。

 

 さてこの店の売り「上海蟹」だが、お任せメニューにはないけれど一人一杯づつ頼もうということで、雄雌各2匹注文した。まず蒸し上げる前のワラで縛った状態のものを見せてもらう。雄の方が一回り大きいが、僕は卵を期待して雌を選択した。お酒が進んで、議論が静かに燃え上がってくる。ちょっとOpenな場では言えないような本音も出てくるが、完全個室ゆえ安心である。

 

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 そのうちに「上海蟹」が調理・分解されて皿に盛られてきた。例によってカニ身をほじる道具が付いてくるのだが、一番美味い食べ方は、

 

・胴体はかじりついて、からの部分だけ残す

・脚は関節の端を折り、中身を吸い出す

 

 のだと言われた。もちろん初めての食べ物なので、先人に言われたとおりに、かじって吸い出した。意外と小さいと思ったカニだが、なかなか食べ応えがある。もちろんお味は最高。さすがの議論も、この食材の間だけはやや低調となった。

 

 極上の料理に極上のお酒、さらにとてもためになる議論。おかげさまで、最高の忘年会になりました。誘ってもらった方に感謝です。また機会があれば、ご一緒したいと思います。