Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

カレル・チャペック

 滅多にないことだが、NINJA家に来客があった。東京からのお客様で、手土産として吉祥寺の「カレル・チャペック」の紅茶詰め合わせセットを頂いた。今年、夫婦おそろいのマグカップを手に入れたこともあって、2人で紅茶を呑むことも多いから大歓迎である。しかも赤くて可愛い金属缶に入っていたので、家内は大喜び。中身よりも缶やビンに喜ぶ傾向があるから。入っていたのは、

 

・マロンティー 

アールグレイ 

・ハロウィンティー 

・ミルクキャラメルティー 

・カレル ホット&ミルク 

・カレルチャペック ルフナ 

・ノンカフェイン 

・35周年シグネチャーハーブ ”トゥルーカラーズ” 

 

 だった。これは大事にいただくことにしたい。

 

 家内はカレルチャペックが紅茶ショップであることを知っていたのだが、僕はその名前のSF作家のことしか思い浮かばなかった。まだミステリーにハマる前、中学生になったばかりのころ読んだ「山椒魚戦争」の作者だということくらいしか思い出せない。

 

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 チェコ生まれのユダヤ人であるカレル・チャペックは、作家・劇作家・ジャーナリスト・園芸家。戯曲「ロボット」で、世にこの言葉を誕生させた。語源はチェコ語の「ロボタ:労働」である。2つの世界大戦間にチェコで一番人気のあった作家だが、ナチスチェコを占領する直前に病死している。カレルの兄は、その後ナチスに捕まってユダヤ人収容所で亡くなっている。

 

 35周年を迎える紅茶ショップが、どうしてチェコの1世紀前の作家の名前を付けたのかは分からない。しかし彼は園芸家でもあったというから、その関係かもしれない。家内のよく見ている番組「趣味の園芸」には、チャペック好きのタレントが出演している由。

 

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 いいものを頂いたのだが、ディナーの頃になると「呑みの夫婦」には、もっと飲みたいものもある。冷蔵庫にあったローストビーフや高級なカマボコを盛り合わせにして、

 

・白ワイン イタリア、ヴェネト州のガルガーネガ種

・赤ワイン フランス、ブルゴーニュピノノワール

 

 の2本を開けることにした。しかし今夜だけは少しお酒は控えめに、デザートの時には頂いた紅茶でも飲みますかね。ボトルの底まで呑み切らないといけないわけでもないでしょうから・・・無理かな?