Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

蕎麦の実が入ってこない!

 年末は、第九と紅白と年越しそば。当家では、特にどれもお呼びではない。あっても精々蕎麦かな。食欲のない朝などは、僕が乾麺からゆでて蕎麦朝食を作ることも多い。外食としても、軽めで好きなメニューである。とはいえ、昨今は駅そばでもワンコインには収まらなくなってきている。理由の一つは、輸入する蕎麦の実などの高騰。円安のせいもあって「買い負け」しているようだ。

 

中国産そばの実はロシアに流れ…<町そば屋>大量消滅を招く人手不足の「ほんとうの実態」(我妻 弘崇) | 現代ビジネス | 講談社

 

 チェーン店はともかく、街角の蕎麦屋さんが安価で仕入れていた中国産の蕎麦の実が、ロシアに流れているという。輸入先を変えても、やはりこれまでのように安価では仕入れられないとある。

 

丸の内オアゾの「小松庵」の蕎麦ランチ

 国産の良質の蕎麦粉を売り物にしているこんなお店ならともかく、個人経営のお店はどんどん淘汰されていると、この記事は言う。それは残念なことだが、蕎麦ってロシア人が食べるのかなと思い、調べてみた。すると、


・ロシアではグレーチカと呼んで国民食、小麦・ジャガイモと並ぶ基礎食糧

・グレーチカの値が上がると、市民の不満が高まる

・ロシアもインフレがひどく(*1)安い蕎麦の実は非常に重要

 

 だと分かった。ウクライナ侵攻を続けたいプーチン大統領は、市民の食卓を護るために中国産蕎麦の実を買いあさっていると思われる。戦争ばかりしたがる大統領と思えるのだが、ちゃんと市民の胃袋のケアはしているようだ。大げさに言えば、食糧安全保障政策である。

 

 翻って日本を見ると「基礎食料」であるはずのお米の値段がまだ下がらない。農水大臣が下げる気がさらさらないのだから、如何ともしがたい。食料安全保障の観点から、お米の増産は当然だと思うのだが、それも許してくれない。

 

 支持率は高い高市政権ですが、こと基礎食料についてはプーチン政権にも劣るということでしょうね。できるだけ早く、見直していただきたいものです。

 

*1:公定金利は20%を越えている