Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

最後の株主優待券

 「COVID-19」禍の3年間、外食産業は苦境にあった。店舗の統廃合をしたり雇用を減らしたり、身を切る改革をして生き延びようとした。改革(人によっては改悪)の中には、株主を対象としたものも含まれていた。直接的には配当金減(もしくは無配)だし、間接的には株価の低迷のようなこともあった。僕が一番痛かったのは、楽しみにしていた株主優待券の価値が下がったこと。まあ、株主責任と言えばそれまでだが・・・。

 

 年間40,000ポイント付いていた(株)アトムの優待券、ポイント数はそのままだが交換できる商品が変わってしまった。

 

休日の変化、嬉しいこと残念なこと - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

 

 もうひとつは(株)吉野家ホールディングス。年間、券面300円✕20枚もらえたのが、券面500円✕8枚になってしまった。

 

「500円の壁」の時代 - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

 

    

 

 年間20回牛丼がお得に食べられたのが、8回に減ってしまったのは衝撃的だった。3ヵ月ほど悩んでいたのだが、結局10年以上持っていた両社の株式を手放すことにした。吉野家の株は、買った時からは3倍に値上がりしていたのが救いである。5月に貰った優待券4枚のうち、財布に残ってるのは1枚だけ。

 

 残暑の残る浜松町から芝公園に向かう道すがら、吉野家を発見した。ちょうどいいので最後の優待券を使ってランチとしよう。昼時を過ぎているので、店内に人はまばら。もうじき販売終了となる夏限定メニューの「麦とろ牛丼」を注文した。602円なり。

 

    

 

 暑さで食欲がない時でも、さらさら掻き込める不思議なメニューです。栄養も十分そうだし・・・。改めて吉野家さんの優待券に感謝しながら、ランチを終えました。10年間、ごちそうさまでした。