Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ワンコインランチ(越後そば)

 そば粉を練る時ふのりを入れて「海の風味」を加えたものを「へぎそば」という。静岡県でも生産されるというが、本場は新潟県。これを首都圏で手軽に食べられるのが、「越後そば」。カフェ、ラーメン、ナイトバーなど幅広い外食チェーンを持つ「クレアグループ」の傘下にある。

 
 東京駅丸の内北口から八重洲側へ抜ける地下道の、八重洲にとりついたあたりに「黒塀横丁」というレストラン街があってさまざまなものが食べられるが、その端っこに立ち食い風の「越後そば」がある。ほかの蕎麦チェーンに比べて、お値段はやや高め。ふのりを入れた分なのか、2~3割高い印象である。
 
 それゆえ、あまり入る機会はなかった。そこから地上に上がればすぐそこに「富士そば」も「小諸そば」もあるからだ。しかし今回これを食べようと思った動機の大部分は、季節外れのこの暑さ。涼しいイギリスから帰ってきたばかりで堪えるので、地下街から地上に出たくないのである(情けない)。で、夏場の定番「冷やしかき揚げそば」の食券を買う。540円なり。

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 カウンターの座席が12~13人分くらい、あとは立ち席という狭い店だ。食券を出して蕎麦を受け取り、セルフのお水を取ってひとつだけ空いていた座席に座った。薬味はきざみネギと少量のわかめだけ。かき揚げは立派な厚みで、もっぱら野菜ばかり。少しだけ干しエビが入っていたように思う。
 
 付いていた練りワサビをつゆに溶いて、ゆっくり食感を味わった。固めに茹でてあって僕好み。ただ、ふのりの香りはあまり感じない。あとで気付いたのだが、ワサビがふのりの風味を消してしまったのかもしれない。確かめるのは、もう一度たべないといけませんね。涼しくなってしまわないうちに。