Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

鬼滅の刃の市松模様

 今日はちょっとしたお買い物に、小田原駅までやってきた。南口の長崎屋がドンキホーテに変わっていて、家内は時々食料品の仕入れにやってくる。僕はと言うと、以前はドンキホーテの向かいにあった「ユータカラヤ」によく来ていたのだが、そのお店が撤退してからも駅前地下街「ハルネ」で干物やチーズ・ワインなど調達する。そうそう「朝どれファーム」という八百屋さんで、米ぬかを買って帰ることもある。

 

 そんな雑多なモノを仕入れに来たのだが、最近駅前に開業した「ミナカ小田原」を冷やかして帰ることにした。ただ少しお腹が空いたので、軽めのランチと思いながら駅まで戻ってきた。

 

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 小田原城は天下の堅城、サプライヤーたる町屋まで城壁で囲んだ「総構え」の城だ。圧倒的な戦力を持っていた豊臣秀吉も、力攻めは避けている。戦国大名に忍者はつきもので、このエリアでは「風魔一族」が有名。そんなわけで、駅コンコースには「風魔小太郎」の人形がいる。

 

 子供だましのような人形だが、腰の刀は結構本格的だ。四角の大きな鍔は、刀を塀に立てかけ、鍔に片足を乗せて塀を乗り越えるのに使ったりする。もちろんひも付きなので、塀の上から刀は回収できる。額に「忍」という覆面はご愛敬だが、よく見るとマフラーの柄が替わっていた。昨年流行った「鬼滅の刃」の主人公が着ていた、緑と黒の市松模様になっている。こんな柄、忍者が着るはずもないのだが。

 

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 小太郎の人形に別れを告げて足が向いたのは、小田急の改札口の向こうにある「箱根そば」。新幹線の定期券を持っていたころには、帰路小田原で途中下車しここで「禁酒日のディナー」を食べることもあった。手軽な駅そばで、食べ過ぎないのがいい。

 

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 食券を買ったのは、定番の「かき揚げそば」390円なり。30人ほど入れる比較的大きな店内には、先客は数人。半透明なアクリル板で仕切られたカウンター席で待つこと2分ほど、僕の食券番号が呼ばれた。野菜のかき揚げとワカメ、刻みネギという特に代わり映えしない蕎麦だが、関東風の醤油味の濃いつゆに柔らかめの麺がからんでくる。

 

 まだ寒い日も多いので、あと1ヵ月くらいは温かい蕎麦をたべるだろうな、などと思いながらゆっくりつゆをすすりました。小腹を満たしたので、買い物を抱えて東海道線にのるつもりです。ごちそうさまでした。