この日は、飯田橋で午前中の会合が終わり、3時間くらいぽっかり時間が空いてしまった。ランチも食べて何か参拝でもできるといいなと思い、御茶ノ水駅で降りた。ここは何年か通った場所、今はその事業所(どころかビル)もないのだが、ここから北へ湯島方面にいったところに、20年ほど通った人間ドックの病院がある。
東京の中でも懐かしい街のひとつだから歩いてみることにして、まずは神田明神にお参りしようと、聖橋を渡って北へ向かった。このあたりは起伏の激しいところ、一旦下って明神下まで行き、そこから上ると神田明神の前に出る。

好天で、時節柄七五三の参拝客もいる。広い境内に外国人観光客は多くない。列の最後尾に並んで、暖かな気分で参拝できた。ここも東京十社のひとつで、僕にとっては富岡八幡宮、王子神社に続く3社目の参拝である。

ランチは神田明神正門前の老舗「明神そばきやり」。売り物は<銭形平次そばセット>、まさか平次親分(*1)がこんな定食を食べたわけはないよね。それでも気分はもう、捕物帳。

少し待ってカウンターに案内され、注文したのは蕎麦屋の定番丼であるかつ丼。990円は、観光地としては安い。まだここは、オーバーツーリズムの波が来ていない下町なのだろう。

ゆっくり食べ終え、再び明神下に戻り北へ。湯島天神に向かう途中に人間ドックの入り口が見えた。ここから先は、実は行ったことがない。突き当りが湯島天神の鳥居。数ある天神社の中でも、ここが関東一。ちょうど菊まつりが開催されていた。

先日京都府立植物園で菊花の展示を見たのだが、規模的にはその倍はありそう。境内一杯を使って、そこかしこに趣向を凝らした展示がある。当日は休みだったが、菊苗の即売所もあった。小中学生が栽培した展示コーナーが充実していて、多くの入賞作品が飾られていた。写真は江戸菊のコーナー。
ここも外国人観光客はほとんどおらず、ゆったり菊花を見て回れました。名前は良く知っていながら初めてやってきた湯島天神、「初めてなのに懐かしい」不思議な感覚を覚える散歩になりました。ご利益がありますように。