3月のうちに夏日が出るなど、春の訪れは急である。もう桜も散ってしまった。1ヵ月前までコートを着ていたのに、もう半袖で歩き回れるほどだ。以前はあまり思わなかったことだが、春の良さをしみじみ感じる。
・厚着をしなくなって、服の軽さがありがたい
・掛け布団が薄くなり、電気毛布もいらない
・リビングのカーテンを閉めなくても、朝寒くない
加えて、美味しいものがいろいろ出てくる時期である。先週、そんな春の丼を2種類味わった。
春と言えば初ガツオ、僕は刺身よりタタキが好き。馴染みの平塚駅西口Book-offに行ったついでに、近くの「なか卯」に立ち寄った。同じゼンショーHDの下にある「すき家」でネズミ混入騒ぎがあって客足が退いているともいうが、ここはそんなことはない。ついてきたショウガに醤油を混ぜ、最初の2切れほどは切り身を醤油に浸して食べてみる。残りの具の上にショウガ醤油をたらし、丼全体をかきこむ食べ方。ちょっと乱雑に切ってあるが、旨味はたっぷりのカツオのタタキで美味しくいただいた。重すぎもせず、720円はリーズナブル。
別の日、大手町からの帰りに禁酒日のディナーとしたのが、八重洲地下街の「てんや」。確か2月末から売り出していたのだが、なかなか機会がなくようやく食べることができた。桜エビとニンジン菜の大きなかき揚げ、鰆、タケノコ、釜揚げイリコ、インゲンがどっさりのって、980円。味噌汁と漬物が付いてきた。
ここの特徴は甘辛いたれ、ちょっとかけ方に偏りがあって、最初は辛すぎ、途中から味が薄くなった。鰆は厚みがあるけど、淡白な味わい。桜エビは彩主体だが、ニンジン菜がこんなに合うとは思わなかった。
各外食チェーンも、春の特別メニューで集客を競っています。あまりたくさんは食べられなくなったけれど、精々特別メニューを探していただくことにしますよ。