きっかけは、お盆休み前の「南海トラフ地震警戒情報」だったような気がする。日向灘の地震の折り、僕らはもう京都に着いていた。警戒情報でいろいろなものが自粛になり、旅行のキャンセルが相次ぎ、交通機関にも影響が出た。帰りの新幹線が心配だったが<こだま号>に影響はなく、何とか帰ることができた。問題はそれからである。
お盆明けになると「令和の米騒動」という見出しが躍り始めたのだが、僕は気にしていなかった。しかしある日、家内が「COOPの注文、抽選に外れちゃったよ」と言い出した。すわワイン切れかと思ったら、お米だった。
「しょうがないからスーパーで買うか、重いけど」
とのんきに買い物に出てびっくり、棚からお米がきれいさっぱり消えていた。
「コメ不足」あおりすぎで品薄に拍車か 外食では深刻度低く、農水省「9月に解消見通し」 - 産経ニュース (sankei.com)

9月になると新米が出回り始める。しかしその直前のタイミングで、都会では防災意識が高まって買占めが起きたものと思われる。「お米さえあれば・・・」というのが僕らの両親の世代の口癖。そこでトイレットペーパーや乾電池などと同様、一生懸命買いまわった人たちがいるようだ。
というわけで、当家はジャポニカ米は欠品。そのため、家内のとっておきの香り米を使い、僕が日本そばやそうめんを茹で、バゲットの購入量を増やして暮している。それでもたまにはジャポニカ米が食べたい。

上記の記事にあるように、外食チェーンでコメ不足は起きていない。そこでランチに出た時に「松のや」で定食を食べることにした。この日ばかりはご飯を大盛りにした「鬼おろしポン酢唐揚げ定食」を注文、890円なり。
残暑の中でもさっぱりといただけるメニューで、とても美味しかった。白いご飯もたっぷり。いつも何気なく食べている外食チェーンのご飯(大盛り)、ひときわ有難く感じましたよ。小麦粉の主食に飽きたら、また来ますからお米を切らさないでくださいね。