以前のオフィスは青山一丁目駅近くにあった。今回久しぶりにこの駅で降りる用事が出来て、昼下がりに銀座線で到着した。この駅は新青山ビルの地下街に直結していて、リーズナブルなとんかつ屋「まるや」は時々利用(*1)していた。ランチをこのあたりで食べたいのだが、まだ暑さの残る地上には上がりたくない。でもとんかつも重いなと悩みながら歩いていると、こんな店を見つけた。

創業110年、老舗の支那そば屋「直久」。20年ほど前にJR川崎駅構内にあったので、駅そばのチェーン店だと思い込んでいた。何度かランチに立ち寄った(本当に立ち食い)のだが、ラーメン自体の記憶は残っていない。しかし調べてみると、
・昭和42年、銀座数寄屋橋に「本場の味ラーメン直久」を開業
して、現在「麺処直久」と「らーめん直久」の2ブランドで首都圏中心に15店舗を運営しているという。売り物は名古屋コーチンでじっくり出汁をとった醤油味のスープと、平打ち・細打ち二種類の麺。
今回は暑さもあって「冷やし中華」を注文した。950円なり。

具材は、キュウリ、蒸した鶏むね肉、錦糸卵、ワカメ、トマトに新ショウガ。スープの味を壊さないように、辛子はほんのちょっぴり。隠れているが、細打ちの麺は酢の混じったスープの中にたっぷり。のど越し良く、歯ごたえ良く、あっという間に食べ終わってしまった。
この夏は、結構冷やし中華を食べた(*2)のですが、なかなか高得点のお店でした。コスト重視のチェーン店にはない「ひと手間」があるのかもしれません。Wing新橋にも店舗があり、夏野菜たっぷりの1,000円越えメニューもあるようです。機会があれば試してみましょう。