Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「餃子の王将」業績好調

 一時期急成長を遂げた「いきなりステーキ」の社長が、業績不振の責任を取って辞任した。「ごちそうを庶民的な価格で」というチェーン店がこの30年、一杯生まれてきたのが日本のデフレの一因だったが、その最終兵器「ステーキ」の挑戦は「COVID-19」禍もあってとん挫したようだ。

 

 押しなべて苦戦の続く外食産業だが、やたらと評判がいいのが「餃子の王将」を運営する「王将フードサービス」。<ダイヤモンド・オンライン>は再三「真の勝ち組は餃子の王将」との記事を載せているし、春に値上げをしても客数に変化がない。夏のボーナスは「増収増益を従業員に還元すべく8.5%増」という大盤振る舞い。業界誌は経営哲学がしっかりしているという。

 

1)一つとして同じ店舗がない店舗主導の経営

2)食材は国産、調理も冷凍保存しないなどの拘り

3)正社員が多くモチベーションが高い

 

    

 

 ただ僕個人はあまりいい印象がないので、あらためて今回のれんをくぐってみた。場所は、小田原<ダイヤ街>。夕方早くなので、広い店内に先客は2人と一組だけ。テーブル席の3人組は、もう出来上がっている。注文したのは「炒飯定食」1,001円なり。

 

    

 

 まず炒飯、鶏唐揚げ、スープがやってきて、2分後に焼き立ての餃子皿がカウンター越しに届けられた。確かに店内でちゃんと調理している。さてお味の方は・・・。

 

 やっぱりいい点は挙げられなかった。炒飯はべっとりし過ぎ、餃子は中身が薄い。スープと唐揚げも特徴はない。このチェーンでの一番人気は「レバニラ炒め」だというので、それを注文すべきだったかもしれない。

 

    

 

 参考までに、写真は「五味八珍」の「炒飯セット:1,178円」。炒飯は互角かもしれないが、餃子のみっしりと詰まった具や味わいはどうしてもこちらが勝ちです。なぜ「餃子の王将」の評価が高いのか、僕にはまだわかりません。